県政NOW タイ王国戦跡慰霊巡拝
戦後74年が経過しました。中国で発生したコロナウイルスが猛威を振るい、世界各地で感染者が増えつつある中でしたが、滋賀県遺族会の海外戦跡慰霊巡拝に同行し、1月29日から2月2日までタイ王国を訪ねてきました。
最初の巡拝地はクンユアム。バンコクから飛行機でチェンマイまで約1時間、さらに乗り継ぎ約30分でメーホンソン、ここから車で約1時間かかります。この地には、終戦後約7000人が飢えや傷病で亡くなられ、未だ多くの遺骨が眠っています。当時の日本軍はこの地の人々と共に働き、深い友好関係があったことで、インパールからの敗走で無事この地にたどりつけた兵士が手厚い看病などを受け、数多くの日本兵が救われ無事帰国の途に就けたとのことです。慰霊塔のあるタイ日友好記念館は、この地に赴任された警察署長が村中に大切に残された日本兵の遺品を収集・展示されており、そしてこの地の人々が今もなお慰霊碑を守り続けて頂いていることに深い感銘を受けました。
チェンマイでは、ワットムーサンでの慰霊に在チェンマイ総領事も参加頂き、続いてバンガードウィタヤーコム高校敷地内のタイ・ビルマ方面戦没者追悼碑前での慰霊。ここは撤退した兵士や軍属・関係者約18000名が戦病死した遺骨が納められ、平成13年には昭和天皇の御詠が刻まれた大梵鐘が建立されており、この高校が碑の管理を長年担ってくれています。また慰霊祭に高校生も参加してくれ、この地での教育に感謝するとともに日本も見習うべきだと思わされました。
当時の日本軍・兵士の思いはしっかりとタイ国元首相ククリット・プラモード氏の言葉、「日本のお蔭で、アジアの諸国はすべて独立した。今日東南アジアの諸国民が、米英と対等に話ができるのは、一体誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである」に表れており、脈々と受け継がれています。
戦没者の皆様の尊い犠牲により、日本は東南アジアの国々と良好な関係を紡ぐことが出来ており、また戦後復興に精力を傾けて頂いた先人のお蔭で今、私たちは平和と繁栄の中に生かされていることをあらためて肝に銘じ、今できることに全力で対応してまいります。






