国政刻刻 純木造建築7階建てビルを視察して
さる3日の午後、仙台駅東口駅前に新築された日本初の純木造高層ビル=写真=を視察してまいりました。急な申し出にもかかわらず、このビルを設計・施工された(株)シェルターの木村会長と伊藤部長のご両名が快く建物内を案内して下さいました。(株)シェルターさんは木造建築専門の建築会社で、全国各地に独自技術を用いた様々な施設を建築しておられます。本県では多賀町中央公民館をはじめ豊日中学校ランチルームや茶臼山こども園(大津市)等の実績があります。
今回視察したビルは国産の杉・ヒノキ製材を初めて主要構造部に使用した建物で、同社が開発された木質耐火部材が柱や梁(はり)に使用されています。このように木造で高層ビルが建築できたことには2つの理由があります。ひとつは建築基準法の耐火基準が改正されたこと、もうひとつは柱に石こうボードを巻きつけた部材が3時間の耐火性能をもつようになったことです。技術革新によってこれまで鉄筋やコンクリートでしか建てられなかった15階建て以上の高層ビルも今後は建築可能となりました。木村会長は「木造は従来のビルと比較して軽量で施工期間が短く建築コストが抑えられる。また断熱性と吸湿性に優れており維持費も削減できる等の利点がある」とお話しされました。近く25階建ての木造マンションの建築計画もあるそうです。
戦後植林された杉やヒノキは全国で取伐期を迎えています。県内の森林資源も同様です。学校をはじめとする公共建築物や高層ビルやマンションが木造によって建てられることで、森林資源が活用され再造林につながればと思います。







