気づいたら189(いちはやく)へ連絡を
【県】 県子ども・青少年局はこのほど、昨年度における県内3か所の子ども家庭相談センターと県内19市町に寄せられた児童虐待に関する相談対応等の状況概要を取りまとめ、公表した。
同局によると、昨年度の相談対応件数は8201件となった。これは県が統計を取り始めた平成20年度(2008年度)以降で過去最多であり、統計開始以後、相談件数は増加の一途をたどっている(グラフ参照)。これに対し同局では「児童虐待への相談が広く周知され、より多くの声を聞くことができるようになった一方、相談につながる事案発生の母数自体が増加しているという両面の理由がある」とみている。
虐待種別では、「心理的虐待」が3184件で最も多く、全体の38・8%、続いて「身体的虐待」が2757件で33・6%、「保護の怠慢ないし拒否(ネグレクト)」が2186件で26・6%、「性的虐待」が78件で1・0%となっている。「心理的虐待」が昨年度に引き続いて多いことについて県は「児童が同居している家庭における配偶者への暴力(面前DV)について、依然として警察からの通告が多い」点を指摘している。
年齢別では、「小学生」が3108件と最も多く、続いて「3歳~学齢前児童」が1537件、「0歳~3歳未満」が1486件、「中学生」が1223件、「高校生・その他」が847件となった。
主な虐待者の内訳は、「実母」が5123件で全体の62・5%と最も多く、続いて「実父」2584件となった。
県では「周りの子どもに目を向け、何か思い当たることがあれば、当事者でなくても、匿名でも、間違っていても大丈夫なので、まず児童虐待防止相談ダイヤル189(いちはやく)へ連絡してほしい」と呼びかけている。







