自治刻刻 近江日野商人の教えを学ぶ
近江日野商人館(満田良順館長)が、先月創立40周年を迎えました。商人館は六代目山中兵右衛門氏の遺言より先祖伝来の本宅を譲り受け、びわこ国体が開催された40年前の昭和56年に開館されました。
近年は観光客や日野商人の商法を学ぶ企業研修の場として盛んに活用され、年間1万人近くもの方が来館されています。館には膨大な資料が残されており、それぞれわかりやすく展示されています。経営思想・理念から、商材、流通システム、販売戦略、拠点戦略、フランチャイズの仕組み、資産管理など、具体的にどのような商売を行っていたかよく分かります。
これまで多くの企業研修が行われ、国内企業のほか海外企業、特に中国の経営者も多く来訪されています。近江商人の流れをくむ企業には100年200年と経営を続けているところが沢山あります。急激に発展を遂げた中国において、経営者の興味は「いかに利益をあげるか」から「いかに経営を長く続けるか」に移っています。売手よし・買手よし・世間よしの「三方よし」の考え方も現代の「SDGs(持続可能な開発目標)」に通じています。彼らは不易流行でサスティナブルな(持続可能な)経営理念・手法を求めています。
令和となり、コロナ禍や人口減少など大きな時代のうねりの中で、多くの物事が変わろうとしています。企業経営のみならず、地域の行事や各組織の運営など「いかに続けていくか」が大きなテーマとなっています。
今よりもっと厳しい時代に、幾多の困難に打ち勝ち、日本全国で活躍をされたのが我々の先人です。我々には先人が残してくださった、時代に左右されない大切な教えがあります。こんな時代だからこそ、改めて先人の教えを学ぶことが大切ではないでしょうか。
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