県政NOW 「今、県民に求められる行動変容とは」
新しい年を迎えましたが、新型コロナウイルスのオミクロン株のまん延など安心安全な社会の実現にはほど遠い感があります。加えて失われた経済の再生にはまだまだ多くの時を要します。そして、地球温暖化の影響と思われる水害などがこれまで経験したことのない規模で発生するなど人類はその存亡に関わる大きな危機に直面していることは間違いありません。こうした状況の中で安全安心の社会を実現し、命と暮らしを守るためには一人一人が行動変容に取り組む必要があります。
新型コロナウイルス対策として滋賀県ではステージの状況にかかわらず「コロナとのつきあい方滋賀プラン」に基づく対応を求めています。ワクチン接種に加えて手洗い、マスクの着用、換気や距離の確保による密の回避など不便であってもこれらの取り組みを継続すること、そしてバランスのとれた食事や適度な運動などで抵抗力を高める努力をすることが必要です。新型コロナウイルス感染拡大から今年はいよいよ3年目を迎えます。検査や療養の体制も徐々に整ってきましたが、県民の皆さんがコロナ対策として取り組んできた行動変容をお互いに思いやりながら継続することをあらためて願うものです。
もう一つの大きな課題は地球温暖化対策です。国や地方自治体も2050年の温室効果ガス排出量ゼロの実現に向けて大きく動き出しました。滋賀県においても現在CO2ネットゼロ社会づくりの推進に関する条例や推進計画の策定に取り組んでいます。条例案に盛り込まれている気候変動を緩和するための県民の取り組みとしてエネルギー使用量の把握、省エネ製品等の使用、CO2ネットゼロにも配慮したグリーン購入、廃棄物抑制、カーボンクレジット付き製品の選択などが挙げられています。
こうした県民の自主的で積極的な取り組みに加えてリーダー的な存在となるNPOなどの温暖化防止のための活動をしっかりリンクさせて滋賀から命と暮らしを守る行動変容の取り組みが進むことを期待しています。滋賀ではかつて琵琶湖の水質が悪化する中で消費者が中心となって合成洗剤に代えて「せっけん」を使う運動が展開されて、「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」制定へと発展し、今も7月1日の「びわ湖の日」には県民あげての取り組みが進められています。
新型コロナ対策と地球温暖化防止対策の時間軸は大きく違いますが、いずれも県民の行動が変わらなければ実現しません。将来世代に負の遺産を残さないためにも今年は一人一人の行動を変える年にしましょう。






