びわこ学院大・短大 発! これからの社会福祉の行方
コロナ禍にあって、まる2年が過ぎようとしています。2019年の暮れまでは、誰もこうなるとは思っていなかった世界的なパンデミックです。「ポストコロナ」という表現もしばし使われた時期もありましたが、これからは「with コロナ」の時代に突入した、といった表現の方が正確でしょう。
一方、この3月は、東日本大震災からまる11年が経ち、12年目を迎えようとしています。
これまでの社会福祉をめぐる課題といえば、「少子化」「高齢化」そして「グローバル化」から引き起こされる生活困窮が主でありましたが、昨今では「大規模自然災害」と「世界規模での感染症」を背景に、新たな社会福祉の課題が浮かび上がりました。
「お金がない…」といった同じ生活困窮でも、その背景が異なれば、対応の仕方も、そして対策の規模も違ってくるものです。
第6波と言われている今年に入ってからの感染症の拡大にあって、ここ数年の支援のあり方を見渡しても、記憶に新しいのが全国民に対する10万円の定額給付金しかり、飲食店を中心にした協力金等、現金給付によるとりあえずの家計支援でありました。このコロナ禍で本人の努力では何ともし難い生活困窮に対して、様々な金銭給付が実施されましたが、その一方で、貯蓄額の増加と、余ったお金が投資等に流れたことで、経済が活況を呈している状況も事実であります。
このようなことから、これまでも叫ばれていた格差の二極化がより進むことになりました。社会福祉の対象が変化しつつ、またそのすそ野が広がり続けるいま、社会福祉の行方を見定めるのも、一筋縄ではいかない状況が生まれました。
びわこ学院大学ならびに短期大学部では、教育や福祉の担い手となる教師や保育士等を養成しています。本学の理念でもある地域貢献を実践するべく、県下を中心に、多くの卒業生を送り出してきました。時代の変化とともに、また変わりゆく生活問題を解決すべく、私たち教員だけではなく、在学生を含めた本学の卒業生らとも手を取り合って、この難しい時代の荒波に立ち向かっていきたいと思います。
びわこ学院大学・短期大学部
東近江市布施町29






