感染防止対策講じてきょう、あす
【近江八幡】湖国に春の訪れを告げる近江八幡市の左義長まつりが、きょう、あすの2日間、日牟禮八幡宮とその周辺の旧市街地一帯で繰り広げられる。
昨年はコロナ禍の影響により神事のみが行われたが、ことしは、例年まつりに参加している13町のうち10町が山車(だし)を制作し、伝統の祭りを繰り広げる。新型コロナ感染拡大防止のため人気の写真コンテストは中止され、日牟禮八幡宮周辺の露店の出店も行われない。また八中太鼓の演奏と子供左義長の一斉奉火も中止となっている。
織田信長が安土城下で始めたと伝わる奇祭で、豊臣秀次の八幡山築城後に安土から移り住んだ町衆によって継承され、現在の祭りに発展した。
呼び物の街中を練り歩く山車には、黒豆、小豆などの穀物や、するめ、昆布の海産物の食材をふんだんに使って制作された干支(今年は寅)にちなんだ豪華な飾り物が披露され、その制作技術や完成度を競う「左義長ダシコンクール」が行われる。
丹精込めて制作された山車は、長襦袢姿で化粧した「踊子」と呼ばれる女装の若衆たちが「チョウヤレ、マッセマッセ」のかけ声とともに2日間、旧市街地を練り歩き、まつりムードを盛り上げる。
きょう12日は、午後1時ごろに10基の山車が同宮馬場に勢揃いし、「左義長ダシコンクール」の審査と神事が行われた後、午後2時ごろの打ち上げ花火を合図に若衆らに担がれて旧市街地を巡る渡御に出発する。
山車は約3時間後に再び同宮に戻り、午後5時半ごろから同宮の能舞台でコンクールの審査発表が行われる。その後、左義長宿に帰り着いた後、午後6時から行われた山車の飾り付けは行われない。
あす13日は、午前10時半ごろにそれぞれの左義長宿を出発して各町内を練り歩いた後、複数の山車が再び宮入りする午後2時ごろから白雲館前や馬場入口付近で「けんか」と呼ばれる山車同士のぶつけ合いが繰り広げられ、気勢をあげる。
午後6時半ごろから一斉奉火のくじを引いた5基の山車が馬場に入り、午後8時、山車に神火を移して一斉点火されると燃え盛る炎とともに馬場の若衆が乱舞してまつりのクライマックスを迎える。
マイカーでまつり会場を訪れる人を対象に、12日は午前11時~午後6時、13日は午前11時~午後9時まで近江八幡市役所前の臨時駐車場から市営小幡観光駐車場までの無料シャトルバスが運行される。また、両日の午前10時半~午後3時半まで観光ボランティアらが小幡駐車場と白雲館前でまつり会場の案内を行う。問い合わせは、近江八幡観光物産協会(TEL0748―32―7003)へ。






