びわリハ大 発! 滋賀の未来を、支えてくれる専門家を育てたい
びわこリハビリテーション専門職大学に通い始めて、2年が過ぎました。春の桜や菜の花、麦の穂が風になびく畑、稲刈りの後の圃場、冬の銀世界と、大学周囲の四季には飽きる事がありません。45年前に滋賀医科大学に入学し、その後の大半を滋賀県内で過ごしました。今や、私にとって滋賀県が自慢の故郷です。
滋賀医大に入学した少し前までは、滋賀県は関西で唯一の医科大学や医学部の無い県で、県内には「無医村」と呼ばれる地域が多くありました。そうした滋賀の医療を支える医師を育てることを使命の一つとして滋賀医科大学が開設されました。以来、50年近くの時を経て県内から「無医村」と呼ばれる地域は無くなりました。
びわこリハビリテーション専門職大学の開設は医師不足の滋賀県に滋賀医大が作られた状況と似ています。リハビリテーションの担い手である理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の数を人口比でみると、滋賀県は全国の45、6番目、ほぼ全国最下位の少なさです。PTは、ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を支援する専門職です。OTは、病気やケガ、そして生まれながらの障害がある人の生活が豊かになるように作業を通じて支援する専門職です。ここでの生活には、食事や入浴などの日常生活から、仕事やレジャーなどの社会生活まで含まれます。「作業」とは、そうした生活場面で展開される具体的な動作や行為のことです。PTやOTが対象とするのは、子供から高齢者まで全ての世代です。PTやOTは、病気や障害を治す事が出来ないとしても、心身に困難を抱えた人が豊かにその人らしく生きていくことを支援する専門職なのです。
入学してきた学生に進学の理由を尋ねると「部活でケガをした時にPTさんの指導を受けて」とか「病気で塞ぎ込んでいた母親が、OTさんの指導を受けて表情が変わっていったから」と、目を輝かせて答えてくれます。こうした学生が、滋賀の未来を支えてくれると確信しています。
びわこリハビリテーション専門職大学
東近江市北坂町967 TEL0749―46―2311






