9月公演に向け制作発表
【東近江】 聖徳太子没後1400年を記念して制作が進められている市民参加の創作ミュージカル『日出ずる国 厩戸皇子』の制作発表が3日、八日市文化芸術会館であった。
公益財団法人東近江市地域振興事業団が主催するミュージカルで、同館が地域活性化を目的に長期計画で実施する創作ミュージカル制作事業の一環として開催。東近江にゆかりある太子の薨去(こうきょ)1400年を記念して昨年から制作が進められてきた。
飛鳥と現代を行き交う物語
きょう10日からチケット販売
物語は、歴史好きな少女ユリと、少年時代の聖徳太子「厩戸皇子(うまやどのみこ)」の2人が石馬寺を訪れた際、とあるきっかけで時空を超えて入れ替わり、過去と現代の歴史の中で悩みながら互いの生き方を学ぶファンタジー。
演出脚本は数多くの舞台を手掛けてきた宝塚歌劇団演出家の中村暁さんが担当する。中村さんは「1400年の時代を経て、太子がいまの日本を見たときにどんなことを感じるか。飛鳥の時代には理想はあったが、いまの社会にはあるのか。その思いを台詞に込めた」と制作への思いを語った。
公演はダブルキャストで行われる。市民オーディションから選出された25人の配役が発表され、主演となる少女ユリ役には永福采音さん(22)=近江八幡市=、相場南美さん(15)=彦根市=。厩戸皇子役は西村七海さん(16)=甲賀市=、伊藤真理菜さん(29)=野洲市=が務める。
市民ミュージカルの参加経験のある永福さんは「入れ替わることで演じ分ける難しさはあるが、現代の情勢に対して人々がどう感じているのか、その気持ちをくみ取る太子の思いをしっかり伝えられたら」と意気込んだ。
同館館長の端洋一さんは「子どもたちから年配の方までが楽しめる分かりやすく親しみやすい内容。本番は本格的な舞台に驚かれると思う。舞台芸術の魅力を存分に味わってほしい」と話す。
公演日は9月3日(午後1時~3時、午後5時~7時)、4日(午前11時~午後1時、午後3時~5時)。チケット販売はきょう10日(午前10時)から。料金は一般2000円、18歳以下1500円。全席指定。八日市文化芸術会館ホームページから購入できる。問い合わせは、同館(TEL0748―23―6862)へ。







