国政刻刻 参議院の多様化は未来への期待か?
8月に入り、35度を超える猛暑が続いています。水分補給をしっかりしながら、熱中症予防にご留意ください。一人暮らしで、クーラーを使うのはもったいないという方は図書館や博物館など公的な施設で涼しさをシェアしてくださったらどうでしょうか。
さて第26回参議院議員通常選挙は、自民党が単独で改選定数の過半数の63議席を獲得しました。野党では立憲民主党が議席を減らす一方で、日本維新の会が改選前を上回る12議席を得る結果となりました。
前回この欄で、私は今の暮らし、経済、社会の危機の背景には、「一強多弱」の高齢男性中心の自公の政権構造があり、「賃金は上がらず・年金は下がり・物価だけが上がる」「子育てしたくてもできない若い人が増え」「少子高齢化が一層進む」という暮らしと社会の危機にすぐに手を打つべきと警鐘を鳴らしました。
今回の参議院選挙には二つの希望が見えてきました。一点は、これまでで最大の35名の女性が当選したことです。割合は25・8%となりました。それでも女性の政治参画度は世界的にみても150位以下と出遅れています。今後、もっと政治分野への女性参画をすすめ、子育てや教育、高齢者介護など、人生の応援団としての政策・政治の強化が必要です。
もう一点は、ネット型の選挙手法を活用した新しい政党が出てきたことです。政党・政治団体別の参院選SNSメディア利用度調査によると、動画のYouTubeをうまく活用した政党が予想以上の成果をあげたということです。今回初めて国政で議席を獲得した参政党は、総フォロワー数ですでに立憲民主党と肩を並べる数に達しているということです。
草の根の地道な選挙活動に加えて、ネット利用の活動はこれまでに当選できなかったような候補者を当選させ、国会の多様性も増すでしょう。それが良識の府としての参議院の独自性や多様化を進め、未来への期待につながるかどうか、身近な議員たちの活動をみながらじっくりと判断してきたいと思っています。既存政党の存在感も問われています。






