県政NOW 飛び立て「ガリ版文化」!
発明王エジソンからガリ版(謄写版)発明家である堀井新治郎氏に宛てた手紙が、本年6月に発見され、全国から一躍脚光を浴びることとなりましたが、去る11月26日、東京藝術大学美術学部絵画科版画研究室のミヒャエル・シュナイダー准教授と、同教育研究助手の横尾拓郎、高橋梓両氏が、東近江市蒲生岡本町の「ガリ版伝承館」を視察訪問されました。滋賀県が生んだ「ガリ版文化」の一層の振興を図るため、私が同准教授にお声かけし、来訪が実現したものです。今回、来訪されたシュナイダー准教授は、オーストリアご出身で、滋賀県と同国は、昨年夏より「琵琶湖の形とオーストリア国の形が似ている」というご縁で交流を続けていることもあり、今回の視察では、オーストリア大使館文化部のご協力も頂いたところです。
当日は、「ガリ版伝承館」に隣接する「がりばん楽校」にて、地元のガリ版振興関係者共々ランチミーティングを実施後、市学芸員の案内のもと「ガリ版伝承館」を見学。エジソンと堀井家の交流の歴史と共に、日本におけるガリ版文化の発展の歴史を、同館で開催中の「志村章子」展(ガリ版文化研究第一人者)も併せて見学しながら学んで頂きました。その後、同市田井町に「黒船工房」を構え、大正時代の草間京平氏から続く、ガリ版多色刷り技法で創作活動中の佐藤勝英氏と工房にて面会。佐藤氏から同技法について説明頂くとともに、記念として藝大3名合作で黒一色刷りの作品を作って頂く等、大変有意義な一日となりました。
一方、去る12月11日には、東京日本橋の首都圏情報発信拠点「ここ滋賀」におきまして、ガリ版芸術家神崎智子氏を講師に「ガリ版体験ワークショップ」が開催されました。参加された9名は皆「ガリ版」初体験でありましたが、来年の干支である「ウサギ」や、人気アニメのキャラクター等を、ロウ原紙に「ガリガリ」と鉄筆でこすり製版した後、ローラーでの印刷を楽しんでおられ、大変満足度の高い企画となりました。
滋賀県発祥の「ガリ版文化」を再び広く世に発信しながら、来年も引き続き、地域振興に努めて参ります。







