国政刻刻 医療DXについて(デジタルトランスフォーメーション)
マイナンバーカードの普及が進んでいます。今年4月時点の有効申請受付数は累計1億人近くに達し、人口比で約80%、自動車免許証を保有する人数をついに上回りました。普及が進んだことで、マイナンバーカードは所有者があらゆる場面で本人確認のできる唯一のカードとなりましたが、これからはさまざまな機能がカードに付与されることで、さらに便利になります。そのひとつに健康保険証との一体化があります。利用者にとって一体化の最大のメリットは、病院に新たにかかったときや担当する医師が代わった時などに、これまでの病歴や症状、服用している薬のことなどをその都度説明する必要がなくなることです。なぜなら過去の医療データや情報がカード内に一元的に管理されていることで、担当する医師は正確なデータに基づく適切な診療が可能となるからです。また自分の特定検診や薬の情報などもスマホなどから確認できるようにもなり、生涯にわたって安全で安心できる医療サービスを受けられることにつながります。
実はこのマイナンバーカードと健康保険証の一体化は、現在政府で進めている医療DX施策のひとつです。医療DXとは、保健・医療・介護の各段階において発生する情報やデータを一体的に最適化された基盤を通して、医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の共通化と標準化を図ることで、健康を増進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の様式を変えていこうとするものです。例えばオンライン診療が実現すれば、今回のコロナ禍のような場合でも迅速な診療が可能となります。またへき地で暮らす方でも医療サービスにアクセスが可能となります。さらには自宅で寝たきりの方にも有効です。まずはマイナンバーカードと健康保険証の一体化を成功させて、医療DXの弾みにしたいと考えています。






