びわリハ大 発! 「作業療法と障がい者スポーツ」
2020年に東京パラリンピックが開催され、努力を積み重ねてきた選手達の素晴らしい活躍が日本中に勇気と感動を与え、障がい者スポーツを多くの方に知ってもらうきっかけになったことと思います。滋賀県内の地域でも複数の障がい者スポーツが実施されており、重い障がいのある方のスポーツとして考案されたパラリンピックの公式種目である「ボッチャ」の練習会や大会も開催されています。そのボッチャに私はコーチングスタッフとして参加し、選手と一緒に競技力の向上にむけて身体能力の活かし方や身体状況に応じた競技用具の工夫について考えています。
作業療法士の持っている医学的な知識を基にした体の使い方やメンタル面などから作業を考える視点は競技支援に活かせると思いますが、それだけが作業療法士の考える地域での障がい者スポーツ支援ではありません。作業療法は病気やケガによって日常生活の作業が難しくなった方々と一緒に、その人らしい生活に向けて大切な作業を通して支援するリハビリテーションの専門職です。地域で開催されるスポーツへの参加が、人と一緒に競技を楽しみ人と繋(つな)がる機会となり、その後の参加や行動を広げるきっかけとなります。そして大会などへの参加は、競技を通した喜びや悔しさなどの感情と共に新たな想いとしたい作業を生み、生活を作る原動力となります。このように作業療法とは作業の繋がりを通して自分らしく彩りある生活を送るための支援でもあるのです。
びわこリハビリテーション専門職大学では、作業療法士や理学療法士の資格だけでなく「中級障がい者スポーツ指導員」資格を取得することができ、学生が障がい者スポーツの現場で選手達との関わりを通して学んでいます。地域の障がい者スポーツに関する多様化した幅広いニーズに応え、その人らしい生活に向けた支援ができる作業療法士が育ってくれることを期待し、今後も地域の皆様と学生と共に活動していきたいと考えています。
びわこリハビリテーション専門職大学
東近江市北坂町967 TEL0749―46―2311






