県政NOW 「光る君へ」で光る滋賀へ
能登半島地震において被災をされた皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。時間はかかりますが、皆で支えあう輪を広げていきたいと思います。今年も早2月となりました。1953年(昭和28年)2月1日午後2時、東京放送会館のスタジオから「JOAK―TV、こちらはNHK東京テレビジョンであります」とテレビ放送が始まりました。日本初の放送が行われた日にちなんで、2月1日が放送記念日とされましたが、TVは今や災害発生時の情報伝達にも欠かせない存在です。一方、NHKと言えば大河ドラマ。大河ドラマは、1963年(昭和38年)から放送されており、NHKによる歴史ドラマシリーズの総称を大河と言うそうです。多くは日本史上実在した人物の生涯を描いた作品や群像劇ですが、今放映されている第63作目は、ご承知のように、紫式部が主人公の「光る君へ」です。紫式部と言えば「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に雲がくれにし 夜半(よは)の月かな」と、百人一首に登場します。式部は藤原為時の娘で、夫に先立たれた後、一条天皇の中宮彰子に出仕。その傍ら「源氏物語」などを記したとされる人物です。京都で生まれ育った紫式部ですが、父親の仕事に付いて福井県に向かう際、琵琶湖を船で渡ったと考えられているそうで、源氏物語は、紫式部が石山寺から琵琶湖に映る月を見て書いた、世界最古の長編小説と伝わっています。先日、政務調査会で政府に要望活動を行った折、「光る君へ」放送の最中でもあり、この先の大河ドラマについても、是非とも滋賀県ゆかりの人物を取り上げていただくようNHK放送センターを訪ねました。タイミングよく撮影現場も見学させていただき、大河ドラマによる地域への効果についても話題になりました。1月29日には「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」が石山寺境内にオープンし、誘客の一翼を担っていただければと期待しています。初回の「花の生涯」は井伊直弼、「太閤記」は豊臣秀吉、「功名が辻」や「江~姫たちの戦国」等々戦国時代が取り上げられると、必ずと言ってよいほど「近江」が出てきますが、放映をどのように地域の活性化に活かすかが、自治体には求められます。地方創生以来、自治体の観光に対する視点が変化し、単に観光客の増加による経済効果だけではなく、県外へのブランディングと地元住民の地域への愛着を醸成することでの移住・定住促進も大きな目的となっています。そのため、大河ドラマを活用した観光プロモーションも自治体の知恵の出しどころです。千年の時を超える物語が始まりました。この機会に光る滋賀へと盛り上げていきたいものです。






