第11回高校生ビジネスグランプリ プラン発表会in京滋
【彦根】 全国の高校生と高専生(1~3年生)が身近な課題から新規ビジネスにつながる可能性を追求した成果を競う「第11回 創造力、無限大 高校生ビジネスプラングランプリ」(日本政策金融公庫主催)の京滋地区入賞校によるプラン発表会がこのほど、京都市下京区のカフェ「GOCONC(ゴコンク)」で実施され、県内からは県立彦根東高校(彦根市金亀町)のグローバルサイエンス部が地元企業と連携して取り組んでいる域活性化の新たな取り組みについて発表した。
同グランプリは、若者の創業意識向上を目的とした全国規模の大会。11回目となった今年度は、過去最多の505校から5014件の未来を見据えたビジネスプランの応募があった。
京滋地区からは23校から244件が寄せられ、その内、京都府立大江高校、同府立嵯峨野高校、洛陽総合高校、立命館宇治高校、滋賀県立彦根東高校の各取り組みが全国ベスト100以内に入賞、京都先端科学大学付属高校のプランがベスト20以内のセミファイナリストに選ばれた。
主催する同公庫では毎年、京滋地区の入賞校が一堂に会する機会を設けている。今年は、入賞した6校の生徒らが食育に関連して22年に起業した「FoodFul(フードフル)」代表で立命館大学食マネジメント学部3年生の作野充さんから起業することへの思いなどについての基調講演を聞き、その後、それぞれのビジネスアイデアについてプレゼンテーションを実施、終了後は参加校同士で交流した。
今年度県内から唯一、入賞した県立彦根東高校では、22年度から活動を始めた部活動「グローバルサイエンス部社会科学班」が「彦根麦酒プロジェクト」と銘打ち、地元のクラフトビール製造企業と連携。ビール醸造の過程で精製される麦芽粕(ばくがかす)を廃棄せざるを得ないことが課題となっている点に着目し、麦芽粕からパンやピザ、クラフトペーパーを開発するアップサイクル(廃棄予定の品に付加価値をつけて生まれ変わらせること)を考案、彦根地域の新たなビジネスチャンスとしてまとめた成果を披露した。会場で発表を聞いた専門家らからは「様々なことに関連付けて発展できる可能性を感じた。今後、クラフトビール製造の規模がもっと大きくなった場合、単発のイベントでは廃棄抑制に追い付かなくなるかもしれないから、たとえばB級グルメとして地域への定着を考えていっても面白い」といった評価が上がっていた。
代表して発表した同高1年の諸頭純さんは「緊張したが自分たちの取り組みが認められてうれしかった。指摘された意見を参考に取り組みをブラッシュアップし、地域活性化につなげていきたい」と意気込んでいた。







