架空の料金請求に注意!
【東近江】 東近江警察署は20日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、セブンイレブン能登川中学校前店アルバイト店員の小林喜代子さん(50)に署長感謝状を贈った。
同署によると、1月5日の昼過ぎ、来店した70歳代女性が、29万円分の電子マネーの購入方法を、レジを担当していた小林さんに聞いた。電子マネーの購入金額が高額な場合、同店では特殊詐欺を警戒して利用目的などを聞くようにしていることから、今回も小林さんは「何にご利用なさいますか」と声をかけたところ、女性は「自分のために使う」と話し、購入できる電子マネーの限度額10万円分を購入した。
さらに、追加購入しようとする女性が携帯電話で通話していたため、不審に思った小林さんは詐欺を疑い、店舗オーナーに相談して女性に詐欺の可能性を伝えた。その後、連絡を受け駆けつけた警察の説得もあり、被害を食い止めることができた。
ことの発端は、女性の携帯電話に「携帯電話の未払い料金(約30万円)がある」「コンビニの電子マネーで払うことができ、現金で返ってくる」など架空の料金を請求する詐欺の電話であることがわかった。
小林さんは2022年にも店舗レジで特殊詐欺被害を未然に防いだとして署長感謝状が贈られ、今回2回目の感謝状に「店舗内でも常に詐欺の警戒を共有している。勇気を出して声かけしたことで一人の被害を防ぐことができてよかった」と肩をなで下ろした。
同署管内では昨年、合計約3450万円(23件)の特殊詐欺被害の届けがあった。一昨年比2300万円増(17件増)で、架空料金請求詐欺がほとんどを占めている。
初宿亨署長は「電子マネーを使った特殊詐欺被害が後を絶たないなか、勇気を出して水際で対応していただき感謝したい」と話し、特殊詐欺への注意を呼びかけた。







