県政NOW 「子どもの居場所づくりについて」
滋賀県では令和6年3月に策定見込みの「しがの学びと居場所の保障プラン」のもと、子どもの多様な学びの機会と居場所を保障するため令和6年度予算で支援のない不登校児童生徒の実態調査をはじめ、文部省の不登校対策COCOLOプラン関連事業などで約3・2億円の予算を見積もっています。
滋賀県の市町においてもフリースクールなどに不登校の児童生徒を通わせている保護者に授業料の助成をするなど子どもの居場所づくりに向けて大きく前進しています。とりわけ近江八幡市においては滋賀県では初めてフリースクールの運営補助として6百万円の予算を見積もっています。今後、これらの支援によってスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの配置とあわせてチーム学校による支援体制の強化がされることを期待します。
こうした活動の先進事例として名古屋市教育委員会の行っている校内の教室以外の居場所づくり事業をチームしが県議団の仲間とともに2月に視察をしてきました。訪れたのは名古屋市立有松中学校の「ピースルーム」です。
この事業は様々な理由で教室へ入れない生徒が、校内の教室以外の居場所で学ぶことで将来の社会的自立につながる力を伸ばすことを目指す事業で名古屋市内中学校の51校で行われており、不登校数を大きく減らすなどの成果を上げています。
特に、有松中学校の取り組みで注目すべきことはピースルームに専任教員を配置するだけでなく、キャリアナビゲーターを配置してキャリアプログラムを実施していることです。このプログラムは自分の将来について考える・将来生きていくために必要な力を身につけるためのプログラムでワークシートなどを用いて人と関わる力、自分を知りコントロールする力、課題を見つけ解決する力、将来を考える力などを養うためキャリアナビゲーターとともに訓練します。
自分にあった仕事を創り出す、興味のある仕事を見つけることは非常に大切だと思います。
保護者からはうちの子がいてもいいと思える場所が学校の中にある安心感が増え、親とのケンカが減ったなどの声が寄せられているそうです。
不登校対策や子どもの居場所づくりにとってこれが正解というものはないかもしれませんが、あらゆる立場の人が創意工夫してすべての子どもが自分の描く人生が送れるようにしっかりサポートしていきたいと思います。






