県政NOW 四月と言えば
木々の芽吹きに勢いを感じる四月になりました。「四月と言えば」で思い浮かぶことのランキングと言うのがありました。1位は「桜」の37・5%、2位「入園式・入学式」16・0%、3位「新年度・新学期」9・0%、4位「エイプリルフール」7・4%、5位「新生活6・9%」、6位「花粉症」5・1%、7位「入社式」2・1%です。暖かな陽気に誘われ、草花が咲き、動物や虫たちが顔を出し始める季節です。 やはり春を感じる「桜」が「四月と言えば」のトップです。そして、4月は新年度、新学期、新生活がスタートする節目の月でもあります。私も地元の小学校、中学校の入学式に参列させていただき、また去る5日には役員をさせていただいている「書の道」を志す「淡海書道文化専門学校」(東近江市五個荘竜田町)の入学式が挙行されました。1985年(昭和六十年)四月に開設された、書道の実技及び書の文化を学ぶ専門学校は、校長原田観峰先生のもとで始まり、すでに40年を迎えようとしています。学校には当然のように桜が満開を迎えていました。ところで、学校はなぜ桜の咲く4月に始まるのでしょうか?今更何をと思われる方もあるかと思いますが、さかのぼること江戸時代です。子どもたちの学びの場所となっていた寺子屋、藩校、私塾、などは、入学時期は決まっておらず、いつでも入学できたようです。その後、明治維新によって日本に西洋化がもたらされたことで、9月入学が主流になっていたようです。さらに西洋に追いつけ追いこせと、国の経済力などを高めることから、政府の会計年度が4月から翌年の3月までの1年間になったことから小学校や師範学校の入学時期が4月へと変わりました。そして大正時代に入ると、高校や大学も政府の方針により4月入学が定着して今日に至っています。日本の4月入学は教育上の理由ではなかったようです。外務省のデータから世界各国の入学時期を調べると、とくに集中しているのは9月で、今では9月入学が世界のスタンダードとなっています。もしも日本の学校が秋スタートになると、多くの国とサイクルが同じになることで、日本から海外への留学がしやすくなったり、一方で海外からの留学生を受け入れやすくなったり、メリットもたしかにあるように思います。淡海書道文化専門学校も、海外からの生徒もおられます。「桜が咲く頃といえば新学期」というのは、たしかに日本の風習・文化なのかもしれません。しかし今後、世界への進出を目指す生徒や若者への対応の一つとして、入学の時期についての議論も必要ではないかと思います。






