県政NOW 9月1日は防災の日 集中豪雨へも備えを
9月に入り朝夕すごし易くなりましたが、まだまだ日中は暑い日が続きそうです。
7月後半から長く雨が降らない日が続き、8月半ばになってようやく潤いの雨かと思いきや、大型の迷走台風10号が滋賀県を直撃する予報となって、9月1日の東近江市総合防災訓練をはじめ、多くの事業が中止や延期になり、身構えた方も多かったと思います。
この台風の影響で、遠く離れた東海地方で集中豪雨となり、新幹線や空路の運休で国民の移動に大混乱を及ぼしました。私も8月27日に東京出張があり、行きは遅れていた予約とは違う列車で行けましたが、帰りは1時間以上東京駅で足止めされ、4時間掛かってなんとか帰ることができました。いつどこで集中豪雨が起こるか、今はスマホでかなり正確な天気予報が得られますので、長距離移動の予定は、出来るなら早めに対応をしておかねばと改めて思わされました。
ところが住まいの場合はそうはいきません。予め台風に備えて側溝や排水路の掃除はできますが、全国各地で集中豪雨による土砂崩れや灌水、道路の崩落が起こっており、堤防決壊などが起これば被害は甚大なものになります。
7月1日に米原の伊吹山で大規模な土石流が発生し、麓の伊吹地区に土砂が流れ込みました。15日夜も斜面が崩れて県道をふさいでおり、25日は午後6時までの1時間に35ミリの雨が降り、3度目の土石流が発生しました。
これはニホンジカの食害で伊吹山の保水力が無くなったことが原因で、流出した表土が3合目付近の窪地に溜まっていて今回の雨で土石流となった模様です。昨年に登山道の崩れが発生しており、その時に予見できなかったことが悔やまれます。
県では緊急対策として堆積土砂の撤去や強靭ワイヤーネットによる応急土砂止め、監視カメラや土石流感知センサー、雨量計の設置を行い、抜本対策として砂防堰堤や治山ダムの設置、南側斜面の森林整備や植生の復元、またニホンジカ捕獲などの対策を講じますが、植生が回復するまで時間を要することになります。
いつどこで集中豪雨による災害が起こるかわからない昨今、周りの変化に注意を払うことが必要で、また国土強靭化予算が今後も継続して必要と改めて思わされました。






