渋沢栄一らの書も展示 観峰館
【東近江】 書の文化に触れる博物館、観峰館(東近江市五個荘竜田町)では、奈良時代から明治時代にかけて制作された古写経や江戸時代以降の書などを展示した特別企画展「滋賀限定!近江ゆかりの書画―古写経から近代の書まで―」が開かれている。
県内寺社の仏教美術など文化財を所蔵する県立琵琶湖文化館との共催展で、前期(10月20日まで)と後期(同22日~11月24日)で開催。重要文化財や初披露の文化財など東近江地域にゆかりある作品合計55点が一堂に会する里帰り展として注目を集めている。
前期では、東近江市青野町にある退蔵寺所蔵の重要文化財「寂室元光墨蹟」が同市内初公開となる。永源寺を開山した寂室元光(1290~1367)が弟子の越谿(えっけい)に与えた道号で、生命力の強さを象徴する草魚を描いた蝋箋(ろうせん)と、気品ある筆遣いが見どころ。
また、百済寺に伝わる重要文化財「紺紙金字妙法蓮華経」など貴重な文化財が並ぶほか、大久保利通や西郷隆盛、副島種臣、渋沢栄一など、名筆と言われた著名人の作品も並ぶ。
同館の寺前公基学芸員は「初公開の文化財も多く並ぶ。当時の流行や書の変遷をたどるのも鑑賞の楽しさの一つです」と話す。
なお、10月13日(午後1時半~3時)には学芸員によるギャラリートークも開かれる。予約不要。
入館料一般1500円。問い合わせは、観峰館(TEL0748―48―4141)へ。月曜日(祝日の場合翌日)は休館。









