モザンビークの小学校と安土中学校の生徒たち
【大阪】大阪・関西万博のモザンビークパビリオンで13日、安土中学校とモザンビークの小学校の子どもたちがオンラインで音楽で繋ぐ国際交流イベントを楽しんだ。
天正遣欧少年使節のローマ派遣に携わったイタリア人宣教師ヴァリニャーノに連れられて来日した黒人男性が、のちに織田信長に従えた「弥助」と呼ばれるモザンビーク出身と伝わることが縁で今年2月、民間団体の近江八幡グローバルネットワーク関係者がモザンビークを訪問。交流のきっかけをつくり、現地の小学校と安土中学校との間でオンライン交流を行った。
今回は、2回目の交流でモザンビークパビリオンの協力を得て、JICA海外協力隊員が赴任している首都マプトにあるアルバジーニ小学校との間をインターネットで結び、ライブ映像で音楽演奏や歌、ダンスを披露し合った。
午後4時から始まった交流イベントには、安土中学校から生徒会執行部と吹奏楽団の生徒52人、アルバジーニ小学校からは校庭に集まった10~12歳までの児童約20人が参加。
両親がブラジル人で日本生まれの三都勇輝さん(3年)のポルトガル語通訳であいさつを交わしたあと、吹奏楽団のモザンビークと日本の国歌の演奏に続き、同小学校の児童たちが現地で流行しているリズム音楽に合わせたダンスを披露。また安土中学校生徒の歌「風になる」の合唱や「宝島」の演奏に合わせ、同小学校の児童たちが手拍子を打ったり、ダンスを踊ったりして交流を深めた。
交流イベントのあと、生徒会長の大道奏介さん(3年)は「信長と弥介の歴史的なつながりから、今の僕たちがモザンビークと交流できたことがうれしい。もっと互いの交流が深まることを願っています」と話した。
また、交流イベントを見守っていたパビリオンスタッフのアリーウマルさん(26)は「安土中学校のみなさんが来てくれてうれしいです。互いの文化を知り、理解し合うことは大事なことで、今回のように音楽を通して交流できたことは大変すばらしいことだと思います。大変よかった」と語った。
交流イベントを企画した同ネットワーク代表の高木敏弘さん(73)は「いろんな関係者の協力のお陰でできたことに感謝します。また万博会場で交流イベントを行ったことは、生徒たちのよい思い出になったのではと思います。今後もモザンビークと交流が深まることを願っています」と話した。 (畑 多喜男)







