国政刻刻 二巡目国体は「滋賀愛・湖国愛」を育む場に
昨日、1981年以来44年ぶりに滋賀県で開催された第79回国民スポーツ大会が熱狂のうちに閉幕しました。滋賀県選手団の皆さんは全力を尽くして競技に臨まれ、素晴らしい成果を残されました。選手、監督、チームスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。また、大会開催にご尽力いただきました各地域の担当者の皆さま、ボランティアの皆さまに深く感謝申し上げます。
彦根市の「平和堂HATOスタジアム」で挙行された開会式は感動的でした。スタジアムは南に国宝彦根城、北に伊吹山を借景に滋賀らしい自然と歴史があふれ、全国からの選手をお迎えしました。また天皇、皇后両陛下の臨席を賜り、ご挨拶いただきました。式典のコンセプトは「人にやさしい環境にやさしい未来にやさしい」でした。このコンセプトの通り、参加者には1人ひとりの椅子が準備され、また会場全体を琵琶湖に見立て、皆でブルーのタオルを広げてスタジアムを青く染めました。天皇、皇后両陛下もブルータオルを広げられ、賛同賜りました。
実はこの大会の招致を決めたのは2013年、私が知事の時代でした。また主会場も彦根でと決めた責任もあります。先日、ある新聞社から取材をうけました。というのも「“もったいない”を訴えて知事になった嘉田さんにとって、2013年に国体を誘致し、各種施設づくりの基盤をつくったのはもったいなくないのか」と尋ねられました。そこで私は3点、お答えしました。
1点目は、スポーツ施設はうまく活用したら決して無駄遣いとは思わないということ。スポーツは県民全体の健康の維持・発展とともに、生活を豊かにする基本となります。2点目は、特に小学生から選手の原石を探す「滋賀レイキッズ」の取り組みを同時にスタートし、県外からの選手頼みではなく自力で人を育てる機会を創りたかったということ。3点目は、「スポーツと文化の10年」という滋賀県の政策の柱を示し、ともすれば京都の近くで地元愛が育ちにくい滋賀県で、地元愛、湖国愛を育む大会を実践してほしいと考えた、と伝えました。
それにしても、人の力や地域の力を発揮できないことこそ“もったいない”のですが、どうももったいないという言葉の意味が誤解されているようで、これからも伝え続けないといけないようです。
さて、今月25日からは第24回全国障害者スポーツ大会が開催されます。選手の皆さんが日ごろの練習の成果を十分に発揮され、大会が大いに盛り上がることをご期待申し上げます。






