【東近江】 東近江市在住の大森なつみさん(35)が、ネパールのヒマラヤ山脈の一峰、ロブチェピーク(標高6119メートル)踏破に臨む。出発を前に壮行会が10日、愛東コミュニティセンターで開かれ、挑戦を応援する仲間や同僚らからエールが送られた。
大森さんは蒲生大森町の出身。会社員として働く傍ら、鈴鹿10座エコツアーガイドクラブに所属し、ツアーのガイドや子どもたちの自然体験のサポートなどに携わっている。昨年、山登りの先輩でもある東近江市在住の佐々木司さん(50)がヒマラヤのマナスル(標高8163メートル)に登頂する姿に感銘し、今年の2月、ヒマラヤ遠征を決意した。
ロブチェピークは、エベレストをはじめヒマラヤの名峰を一望できる絶景が楽しめるなど、6千メートル級を代表する山として世界中の登山者から親しまれている。大森さんも「エベレストという山をこの目で見てみたい」とこの山を選んだ。登山を本格的に始めて3年目の大森さんにとっては初の海外遠征で、今後のステップアップにもつなげる。
壮行会では、佐々木さんや、同じ先輩でロブチェピーク登頂を経験する同市在住の石原真さんらの指導を受けたトレーニングの日々が語られた。鈴鹿をはじめとする県内山々の急斜面などを利用し、アイゼンを付けた踏術や、登山に必要なロープワークなど技術を学び、また、同市内にある太郎坊宮の石段を駆け上がるなどして体力の向上にも励んだ。
現在も低酸素トレーニング中であることが語られ、大森さんは笑顔で「もう二度とあのトレーニングに戻りたくない」と会場の笑いを誘う場面も。「しかしその経験が不安材料を少しずつ消してくれた」と恩師に感謝し、挑戦への糧になったことを伝えた。
石原さんは「とにかく楽しむことが大切。応援してくれるみんなのパワーを自身の力に変えて、ネパールの地を踏んでほしい」と大森さんの背を押し、その後同級生らからの応援動画も披露され、安全な遠征になるよう激励が送られた。
大森さんは31日に出国し、カトマンズを経て高所順応した後、11月14日の登頂をめざす。
大森さんは集まった約70人の出席者らに感謝の言葉を並べ、「みんなの応援がありモチベーションも下がらずトレーニングもやってこられた。楽しむことをモットーに挑みたい」と意気込んだ。








