銅鏡など国重要文化財50点 発掘調査担当者の講演会も
【東近江】 国の重要文化財「雪野山古墳出土品」の特別公開が29日から、能登川博物館(東近江市山路町)で始まる。期間中は、雪野山古墳の発掘調査を担当した大阪大学名誉教授の福永伸哉氏らによる講演会や現地見学会も開かれる。
東近江市東南部に位置する雪野山古墳は、古墳時代前期(4世紀前半)につくられた前方後円墳で、1989年に発見された。銅鏡や武器・武具など、豊富な副葬品がほぼ完全な状態で残っており、出土品218点が重要文化財に指定。また、古墳時代の社会や文化の様子を復元できる貴重な遺跡として2014年には国史跡にも登録された。
展示では、卑弥呼の鏡とされる三角縁神獣鏡3面を含む銅鏡5面をはじめ、石製品やガラス玉、壼形土器、矢筒の「靫(ゆき)」など出土遺品約50点を紹介。原寸大の雪野山古墳竪穴式石室レプリカほか、雪野山周辺の古墳の出土遺物も展示する。
また、11月9日(午後1時半~4時)には、福永氏の講演「ヤマト政権成立期における湖東地域と雪野山古墳」と、市史跡指定に携わった禰宜田佳男氏(大阪府立弥生文化博物館館長、元文化庁主任調査官)の講演「『弥生』から『古墳』へ―史跡が語る日本列島の歴史の転換点―」を能登川コミュニティセンターで開催。同15日(午前10時~正午)には、現地見学会「雪野山古墳と周辺の古墳をめぐる」を開き、参加者を募っている。
展示は29日から11月16日(午前10時~午後6時)まで。入場無料。休館日は月、火曜日と11月3日。講演会も参加無料で、事前申し込み不要(当日先着)。
現地見学会は定員20人(申込先着順)。参加費100円(保険代)。集合場所の雪野山歴史公園駐車場から雪野山古墳まで階段や山道を歩く。申し込みは、東近江市埋蔵文化財センターのホームページから。
問い合わせは、同センター(TEL0748―42―5011)へ。写真=東近江市提供








