第16回日野菜漬けコンクール開催 最優秀賞は小川ちづ子さん
【日野】 日野町と同町鎌掛公民館が共催する「第16回日野菜漬けコンクール」がこのほど開かれ、出品者の名を伏せて行う厳正な審査の結果、審査対象26品の中から小川ちづ子さん=同町大窪=が出品したさくら漬けが最優秀賞に選ばれた。
日野菜は室町時代に蒲生家14代当主・蒲生貞秀によって見出されたといわれる日野町の伝統野菜。日野菜栽培の奨励と日野菜および日野菜漬けを広くPRすることを目的に1996年度から同コンクールを実施している。
審査は日野菜振興コーディネーターの松井賢一さんや鎌掛公民館、日野菜鎌掛運営会、日野町商工会女性部、日野観光協会などの関係者7人が務め、(1)切り方や外観はどうなのか、(2)日野菜らしい色合いは出ているか、(3)日野菜の特性(えぐみやからさなど)を生かした味わいか、(4)アイデア、工夫はされているか――を審査基準に、最優秀賞(さくら漬けとぬか漬けの中から1点)、優秀賞(同)、オリジナル賞(さくら漬けとぬか漬け以外の作品から1点)の計3点の入賞作品を決定した。
今回のコンクールには、授業の一環として日野町のことを学ぶ「日野チャレ」で日野菜コースを受講している日野高校生(18人)も松井コーディネーター指導のもと伝統の日野菜漬けづくりに挑戦し、14作品を出品(共同作品など含む)。高校生が同コンクールに出品するのは初めてで、松井コーディネーターは「惜しくも高校生の受賞はならなかったが、ほとんどの生徒にとって日野菜漬けづくりが初めてのなか、地域とのつながりを生みふるさとを伝えていくという面ですごくいい学び、経験になったのではないかと思う。来年はより多彩な出品ができるよう教えられたら」と話していた。
またオリジナル部門では、自宅で異なる味付け5つを試作して自信作を出品したという堀江和博町長が初めて同コンクールに挑み、見事入賞。賞状を受け取った堀江町長は「今回は試作した中でも一番老若男女問わず好かれる味わいだと感じたゆず風味のものを出品した。他にも、生姜の砂糖漬けをイメージした日野菜の砂糖漬けを作れるんじゃないかと考えており、日野菜のポテンシャルは無限。皆さんもぜひ自宅で試して出品してほしい」と呼びかけた。
最優秀賞に選ばれた小川さんは「鎌掛の人から日野菜をもらい、運よく一発で味が整ったので昨日の夜出品を決めた。受賞はうれしいの一言。塩とみりんと酢のシンプルな昔ながらの日野菜漬けができたことと、鎌掛の日野菜を使えたことがよかったのかなと思う。つくると喜んで食べてもらえるので、これからも日野菜漬けづくりを続けていきたい」とほほ笑んだ。
審査の結果は次の通り。
▽最優秀賞=小川ちづ子さん(さくら漬け)、
▽ 優秀賞=吉澤玲子さん(さくら漬け)、▽オリジナル賞=堀江和博さん(ゆず風味)







