三代目真鍮家好延の幕、見つかる 江州音頭の歴史伝える大切な資料
【東近江】 江州音頭の形態の一つ「座敷音頭」の100年以上前の演台にかける幕が、東近江市内で見つかった。
音頭取りの三代目真鍮家文好さんが、江州音頭の先人の遺品を探していたところ、市内の関係者宅で見つけた。
座敷音頭は、主に座敷で浪曲や浪花節調に、じっくりした語りで物語を口演する伝統芸能。見つかった幕は、縦140センチ、横280センチで、生地は高級絹織物の「ちりめん」。
持ち主は、大正時代に活躍した旧八日市町の江州音頭の音頭取り、三代目真鍮家好延(しんちゅうや・こうえん、本名・今村泰助)。
中央に「丸に木瓜(もっこう)」の家紋、「贈 真鍮家好延さんへ」とあり、下方に贈り主の後援者である土本伍八氏ら10人の氏名が連なる。
幕の品質や、三代目真鍮家好延の襲名披露の写真に本人とともに、後援者の土本伍八氏の花輪が写り込んでいるのをみて、確信した。
三代目真鍮家文好さんは、「江州音頭の歴史を伝える貴重な資料。大切に保管して伝えたい」と話している。
三代目真鍮家好延の幕は当面の間、江州音頭の練習場のある天理教湖東大教会(八日市清水3)で展示している。見学希望は三代目真鍮家文好さん(TEL090―1487―2579)へ連絡する。







