3年24講座で座学・実技・現地実習実施 文化財保護と活用に取り組む人材育成へ
【日野】 日野町教育委員会は今年から、文化財の知識・取り扱い技術・保存環境を学び、文化財の保護と活用に取り組む人材を育成するため「日野のたからサポーター養成講座」を開催している。
初年度の今年は、(1)文化財保護と活用の歴史、(2)絵画の基礎知識、(3)民俗行事の基礎知識、(4)文献調査の基礎知識、(5)寺院・神社などの所在確認調査の方法(現地実習)、(6)書跡・典籍の基礎知識、(7)取り扱い実習(屏風)、(8)取り扱い実習(掛け軸)の計8講座を実施。
3年計画で、来年度、再来年度をかけて合計24講座を行い、すべての講座を受講した人を「日野のたからサポーター」として認定し、日野町文化財保存活用地域計画に基づく様々な事業へ町教委とともに取り組んでいくという。
近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」で行われた(3)民俗行事の基礎知識講座では、文化遺産プランニングの井上ひろ美代表(文化遺産キュレーター)らを講師に、地域のアイデンティティ、個性を形成し、地域への誇りと帰属意識を高めるものとしての民俗行事についてひも解き、住民の負担となる「過去の遺産」とするのではなく、地域の今と未来をつなぐ社会的・文化的遺産として、次代に応じた変化をしながら継承することの意義を解説していた。
同町教委は「3年かけて実施していく講座。まず受講者の皆さんに文化財の魅力を知ってもらい、次に知識や技術を学んでいただく。そして、実技で文化財の扱い方を知り、現地フィールドワークも合わせて行いながら、町の文化財を守っていく人材を養成していきたい」と話していた。






