交流の発展祈りびわ湖に注ぐ 富士と琵琶湖を結ぶ会
【近江八幡】近江八幡市と夫婦都市の友好関係を結ぶ静岡県富士宮市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」一行が7日、長命寺町の水ヶ浜で富士山の霊水をびわ湖に注ぐ「富士山御霊水献水式」を行った。
大太法師(だいたらぼっち)が、一夜のうちに土を掘って琵琶湖をつくり、その土で富士山を築いたという伝説が縁で1957年、近江八幡市民らが「富士と琵琶湖を結ぶ会」を、また富士宮市も1991年に「富士と琵琶湖を結ぶ会」を結成し、以来、相互の市を訪れ、それぞれがびわ湖と富士山への献水を通じて長年にわたり市民交流を続けている。
びわ湖への献水は、近江八幡市の結ぶ会が8月に富士登山を行い、山頂の剣ヶ峰の碑にびわ湖の水を献水したことに呼応した富士宮市側の恒例行事で、今回で35回目。
午前8時半過ぎ、富士宮市の須藤秀忠市長、石田寛二・同結ぶ会会長(観光協会会長)、市議会代表、第36代ミス富士山、一般市民ら合わせて45人を乗せたバス2台が市内の宿泊先から水ヶ浜に到着。
出迎えた近江八幡市の結ぶ会役員や小西理市長らとともに近くの市神神社濱宮で行われた神事に参列し、末永い交流を祈願したあと、竹筒の手提げ桶5つに納めた浅間大社本宮境内の湧玉池からくみ取った富士山の霊水(湧水)をびわ湖に注ぎ、両市の親善交流の発展を祈った。
献水を終えた石田会長(75)は「日本のシンボルの富士山と母なるびわ湖の日本一同士の交流が、末永く続き、そして発展して行くことを願っています。こうした交流の輪を将来の子どもたちに繋いでいきたい」と話した。
また、須藤市長(78)は「両市の先輩方が結ぶ会をつくっていただき、交流が続いていることをうれしく思いますし、感謝しています。市議から数えて47年間、行政に携わらせていただいている中で近江八幡市には35回ぐらい訪れていますが、その間のまちの発展がすばらしいと思います」と語った。
また、ミス富士山の稲葉心春さん(20)は「日本一のびわ湖のすばらしさに感動し、ホテルの部屋からずっと眺めていました。前日の交流会で、もし、南海トラフ地震が起きた時は近江八幡に避難して下さいとおっしゃっていただいてうれしかったです」と話した。 一行は前日に石山寺、琵琶湖博物館を訪れ、献水式を終えたあとは、近江八幡市の旧市街地や水郷の観光を楽しみ、帰路についた。






