県政NOW 熊の出没
滋賀県にはツキノワグマが生息しており、推定生息数は316頭とされています。
特に比良山地や伊吹山周辺に多く分布しています。彦根市は鈴鹿山脈に接していますが、クマの個体群分布の空白地域とされ、目撃情報は多くありませんが、近年は人里近くでの活動も確認されています。
生息域では、高島市、大津市、長浜市、米原市など過去に目撃されています。滋賀県は周辺を山に囲まれているため、県内のどこでも出没する可能性があります。
今年度も県内において、クマが61件目撃されています。(令和7年8月31日現在)
秋は、クマが冬眠に備えて餌を活発に探し回る時期であるため、行動範囲が広がり、人里に出没するケースが増える傾向にあり、集落付近でも出没が増加する可能性があります。
クマは本来大変臆病で温厚な動物です。「猛獣」だと思っておられる方もいますが、正しく恐れて、クマとの遭遇を少なくすることが、被害の防止につながると考えられます。
クマを引き寄せないためにも、クマの餌になるものを屋外に放置しないなどの対策などが必要です。
人里近くに出てくる場合は、夜間から明け方にかけて行動することが多く、早朝や夜間はできるだけ外出せず、外出する場合には、単独の行動を避けて、周辺地域で出没情報がある場合は、鈴など音を出して行動するなど、クマとの出会いを避けてください。
政府もクマによる相次ぐ被害を受けて、3段階に分けたクマ被害の対策パッケージを取りまとめ、緊急に対応することとして、自衛隊や警察OBなどへ協力を要請するとしています。
対策パッケージは、▽緊急的な対応、▽短期的な取り組み、▽中長期な取り組みの3段階に分けられています。
政府はこれらの対策のため、交付金などによる速やかな支援を実施するとして、クマの駆除などに要する経費については、特別交付税措置を講じるとしています。
クマから身を守るためにも、クマの生息状況を把握し被害の防止につなげて頂きたいと思います。






