熱と衝撃に弱いリチウムイオン電池 IH調理器具や電子レンジの火災
【東近江】 東近江防火保安協会主催の防災講演会が先月26日、東近江消防本部で開催され、幅広い製品の事故原因を調べる経産省の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(nite、ナイト)の三谷誠二氏が、実証実験の動画を交えて、人為的なミスで起こる火災を紹介した。
製品区分別に事故をみると、家庭用電気製品が最も多く昨年度では65%を占め、次いで乳幼児用品、家具・住宅用品などが続いた。
被害者の年代別では、高齢者ほど死亡リスクが高まっており、安全性の高い新製品への買い替えが進まないのが要因とみた。
製品事故別でみると、最も多いのは自動車や家電、スマホなどに使用されているバッテリー類の発火事故。
原因は、バッテリー類に使われているリチウムイオン電池を挙げ、エネルギー密度が高く小型化が可能な反面、熱と衝撃に弱い特性を示した。
火災につながった事故事例として、車に置いたままのスマホが異常加熱による発火、可燃ごみとして捨てられ、ゴミ収集車内で強い力が加わったための「ごみ捨て火災」、非純正バッテリーの過充電による異常発熱などを紹介し、注意を呼びかけた。
このほか、ガスコンロやIH調理器による火災で、ロックのかかっていない状態でペットがボタンを押したり、グリル調理でアルミ箔にたまった脂の過熱・発火、少量の油で揚げ物をして温度が急激に上昇したことによる火災。電子レンジで炭化した食品かすが庫内に付いていたり、アルミ包装などの金属部分から発火して起こる火災を紹介した。






