国政刻刻 マイナ保険証について
今月2日以降、従来の健康保険証が利用できなくなりました。マイナ保険証(健康保険証の利用登録がなされたマイナンバーカードをいう)を基本とする仕組みに移行し、医療機関・薬局を利用する際はマイナ保険証か資格確認書をご利用いただくことで、これまで通り保険診療を受けることができます。現在のところ、医療現場での大きな混乱は見られないようで、私としても安堵しております。ちなみに、マイナ保険証の利用率はレセプトベースで44・4%(9月現在)と着実に利用率は向上しています。
過去に処方されたお薬や特定健診等の情報を、医師・歯科医師・薬剤師に口頭で正しく伝えることは大変ですが、受診時・調剤時にマイナ保険証を用いて受付し、情報提供に同意することで、これらの情報を医師・薬剤師にスムーズに共有することができます。初めて受診する医療機関・薬局でも安心して医療が受けられます。仮に救急搬送された場合でも、マイナ保険証で本人確認ができれば、そこから得られた情報をもとにして適切な医療を受けることができます。特定検診の結果などもかかりつけ医と共有化することで、適切な健康管理上の助言も受けることができます。
さらには、手続きなしで高額療養費制度が適用されたり、確定申告でも医療費控除の必要書類が自動作成できるなど、従来の健康保険証に比べて利便性が極めて大きく向上しております。もちろん、ご本人の判断で、マイナ保険証を利用しない場合は、資格確認書で受診できますし、マイナ保険証を使用しても、不安を感じる場合は、情報提供に同意せずに基本的な機能のみを利用する選択も可能です。
マイナ保険証への移行は、重複投薬の防止など医療の質と効率の向上に資するものであり、ひいては私たちが支払う保険料・税負担の引き上げ幅を抑えることも期待されます。また、マイナ保険証は医療DXの基盤であり、医療・介護現場での効率的な提供体制は、医療介護の質の面からも大事であり、現場従事者の負担軽減にもつながります。皆さまのご理解を賜れば幸いです。





