公開稽古で華やぐステージ
【東近江】 木地師の祖とされる惟喬親王(これたかしんのう)の伝承をモチーフにした東近江創作ミュージカル(東近江市地域振興事業団などの主催)の公開稽古がこのほど、八日市文芸会館で行われた。市内中心に10代から70代までの出演者30数人が衣装を実際に着け、ステージは本番さながらに華やいだ。
公演日時は、来年1月31日、2月1日の各日午後2時開演。ミュージカルの舞台は平安時代初期、今の東近江市奥永源寺、小椋谷。
皇位継承争いに敗れた悲劇の皇子、惟喬親王がこの地にひっそり住み、山の民にろくろを用いた木工技術を教えた伝承に基づき、生き方や誇りをもつこと、自然環境への意識を問いかける。
劇中では、巨大な竜が身をくねらせて現れるダイナミックな演出や、優雅な宮廷中で繰り広げられる激しい権力闘争や自らの運命を見出す姿、そして歌あり踊りありで見どころたっぷりだ。
稽古では、出演者は衣装を着けて、舞台の始めから終わりまで通しで演じ、スタッフも場面ごとの舞台の転換などをやってみて、まずは本番に向けたイメージをつかんでいた。
惟嵩親王役はダブルキャスト。親王を演じる永福采音(26)さんは「平安皇族らしい雅さと、人々に親しまれる聡明さや優しさを持った親王となれるように、人間性を大切にして役作りをしています」、川那辺紗名(21)さんは「親王の誇り高い生き方や、その人間的な魅力をこのミュージカルを通して、たくさんの方に丁寧に伝えたいと思っています」と、抱負を語っている。
文芸関係は、脚本演出・中村暁(宝塚歌劇団演出家)、音楽・大町達人(作曲家、歌手)、振付・村川知佐(振付家、ダンサー)ら。
一般2000円、18歳以下1000円。当日500円増。障害のある人向けに鑑賞サポートを行っている。台本貸し出し、車いす席3席、ヒアリンググループ席、受付での手話通訳、字幕タブレットの貸出。事前予約が必要(電話、FAX、メール)。
問い合わせと申し込みは、八日市文芸会館(TEL0748―23―6862,ファクス0748―23―6863、メールbungei@higashiomi-j.com)。









