【東近江】 東近江市の「アーティスト・イン・レジデンス」(芸術家を一定期間招き、地域が滞在中の活動を支援する。芸術家は地域文化に触れて創作活動に生かし、その過程で地域に新たな交流の輪を広げる)事業で野口謙蔵記念館(東近江市綺田町)に滞在している浅倉由輝さんの作品成果展「記憶のテクスチャー」が同館で開かれている。21日まで。
アーティスト・イン・レジデンスで2カ月滞在
漆作品、ワークショップ作品約80点展示
兵庫県尼崎市在住の漆(うるし)作家で、主に関西圏で活動している浅倉さんは、自然の中での制作に興味があったことから、同事業に応募。滞在中に蒲生図書館、蒲生コミュニティセンター、永源寺図書館で行ったワークショップでは、それぞれの立地する周辺で集めた小枝や葉っぱ、小石などを使い、浅倉さんの漆作品づくりの第一段階にあたる「粘土に模様を彫りこむ」工程の体験会を行った。
会場には浅倉さんが約2カ月の滞在期間で制作した作品や、ワークショップで参加者が制作した粘土型をもとに仕上げた漆作品、市内7つの図書館で募集した「東近江のエピソード」をもとに現在制作中の地図など、約80点を展示。
浅倉さんは「同じ繰り返しの中にも違う発見のある日々の積み重ねと、漆の制作工程には、リンクするところがあるのがお気に入り。この短期間で何と出会い、何を感じるのか、それがどんな作品に結びつくのか、自分でもとても楽しみでした。野口謙蔵記念館は居心地がよく、行きたい場所もまだたくさんある。これからも細く長い交流を東近江市と続けていけたら」と話していた。
開館時間は正午から午後5時まで。入館無料。







