地域で共助の取り組み 顔見知りになって交流促進を
【近江八幡】近江八幡市小田町で21日、地域で採れた新鮮な野菜を自治会住民に無料配布する「小田町ふれあい野菜市」が開かれた。
同町は約300世帯が生活する地域で、近年に住宅開発が進み若い世代や子育て家族の転入が増えている反面、自治会活動への参加や関心が希薄で地域の祭り等への参加が少ない課題や旧集落では一人暮らしや見守りが必要な高齢者宅が増え、みんなが安心して暮らせるために住民間交流の重要性が求められている。
こうした地域課題を少しでも解決する一策として、農家から食べきれない野菜を提供してもらい、地域住民に無料提供する交流の場の開設を提案する声が上がり、協議を重ね自治会のイベントとして実施することを決めた。
農家や家庭菜園を楽しむ家庭からは、食べきれない野菜の有効利用が図れるとして協力が相次ぎ、大根やカブラ、白菜、カボチャなどのほか、はっさくやレモン、黒大豆など合わせて10種類以上の野菜が提供され、提供量が多かった大根とカブラは全世帯に、その他は抽選で配布した。
訪れた住民からは「物価高の中で、ありがたいことです。無料でなくてもいいので続けてほしい」との声があがっていた。
村井幸之介自治会長(71)は「お互いに喜び合える催しを通じて、住民同士が顔見知りになる機会を提供し、出会った時にも声が掛け合えるような関係を築き合うことを目的に開催しました。当日にも提供野菜を持ってきて下さる住民もあり、初めての催しとしては良かったと思います。今回は自治会のイベントとして企画しましたが、これを機に住民同士の交流がさらに深まるように助け合いの気持ちを繋げていきたい」と話した。






