探検の殿堂で記念展
【東近江】 山岳写真家の草分け的存在で、来年1月15日に没後50年を迎える長谷川伝次郎(1894~1976年)がカメラを通して見た仏の世界を紹介する展示「仏の世界を撮る―探検家・長谷川伝次郎のまなざし―」が、西堀榮三郎記念探検の殿堂(東近江市横溝町)で開催されている。来年2月15日まで。
「仏の世界を撮る」
国宝阿修羅像など大和の仏像
西堀榮三郎記念探検の殿堂は、明確な意図をもち、自ら探検に参加し、または組織した近世以降の日本人探検家50名を肖像絵画で紹介しており、長谷川伝次郎はその一人。
今回の企画展は、遺族から今年7月、長谷川伝次郎が1944年に撮影した大和の仏像写真のうち、印刷された10点が寄贈されたのを受けて企画された。
長谷川伝次郎は東京の老舗たんす店の長男として生まれ、1925年に単身インドに留学。1927年にヒンドゥー教や仏教において世界の中心とされる聖山カイラス山を巡礼し、その姿を写真に収めて日本の山岳写真界に衝撃を与えた。
同記念館に寄贈された写真作品は、戦時下、大韓帝国最後の皇太子、李垠(イ・ウン)から依頼を受け、法隆寺の仏像を撮影したもの。
照明もフィルムも乏しい時代に、うす暗いお堂の中に光を採り入れ、仏の姿を撮影した。その写真は、単なる記録を超えた「祈りの美」として高く評価された。
大人300円、小中学生150円。東近江市民は無料。休館日は、月・火・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)、1月14日、2月11日。問い合わせは、同館(TEL0749―45―0011)へ。







