看護師めざす若者トーク
【東近江】 東近江市には、地域の医療人材を養成する滋賀学園高校看護科・看護専攻科(建部北町)とびわこリハビリテーション専門職大学(八日市東浜町、北坂町)が立地する。そこで本紙は、学生に学校生活や抱負を聞くインタビューを行った。
座談会では、いずれも看護科2年生の久松さん、杉浦さん、佐々木さんの3人が、昨年7月の病院実習の感想や将来の夢を語ってくれた。
―看護師を目指したきっかけは?
久松さん 中学校の道徳の授業で、戦争や紛争で医療従事者が人命を助ける姿をみたのがきっかけです。
杉浦さん 人を支える仕事にあこがれ、私立高校説明会で、滋賀学園高校で看護科・看護専攻科が開設されると聞いて入学を決めました。
佐々木さん 私も人に役立つ仕事がしたかったから。オープンキャンパスで看護師への気持ちが強まりました。
―病院実習へ行く前はどんな気持ちだった?
杉浦さん 教科書通りでない現場に不安でした。
佐々木さん 患者さんとコミュニケーションがとれるか、心配でした。
久松さん 患者さん1人受け持って、「できるかな」と。
―実際に行った感想は?
佐々木さん 指導者の方から丁寧にサポートしていただいて、よい方向性で取り組めました。
久松さん 患者さんの体調の変化とか、教科書通りでないことがあり、仕事の大変さが分かりました。
杉浦さん 患者さんとの他愛のない会話の中にも、看護に生かせる情報があり、コミュニケーションの大切さを学びました。
―理想の看護師像は?
久松さん 周囲の人に頼られる看護師になりたいです。
杉浦さん 患者さんの気持ちに寄り添える看護師になりたいです。
佐々木さん 患者さんのささいなことでも気づける看護師になりたいです。(高山周治)
障スポの経験をリハビリに
びわこリハビリテーション専門職大学
昨年10月に滋賀県で開かれた全国障害者スポーツ大会では、日々の成果を披露する各選手の勇姿が繰り広げられた一方で、運営をサポートする市民ボランティアや学生らの活躍もあった。
理学療法や作業療法、言語聴覚療法といった「リハビリのプロ」を育成する県内唯一のリハビリ職養成校、びわこリハビリテーション専門職大学からも約250人の学生が参加。作業療法を学ぶ1年の谷遥翔さん(18)と藤田琴美さん(18)の2人も競技の運営補助として参加し、大きな経験を得た。
競技会場でのサポートは、選手の移動案内や食事の配膳、ボール拾いといった競技の補助など多岐にわたる。聴覚障害のある選手とどう接すれば良いのかなど、初めての大会参加に不安を抱えながらも予習した手話や筆談で選手らと交流を深めた。
谷さんは「年齢の近い選手も多く、打ち解けやすかった」と笑顔で語り、藤田さんは「息の合ったラリーを続ける試合は迫力があった」と感銘を受けた。
今回の経験は、将来作業療法士を目指す2人の意識をさらに高めた。谷さんは「手話を覚えることで、より多くの人と関われる。リハビリにも生かしたい」と意欲を見せ、藤田さんは「福祉用具や設備の大切さを実感した。今後もリハビリに携わりたい」と思いを語った。 (古澤和也)








