施設改修で新たな観光拠点へ キャンプ場なども検討
【東近江】 湖辺の豊かな自然景観が楽しめる施設、能登川水車とカヌーランド(東近江市伊庭町)が昨年9月、新しく生まれ変わった。シンボルとなる直径12メートルの大水車が3代目として新たに回り始め、完成を祝うとともに今後の施設活用にも期待が寄せられている。
同施設は1992年4月、国の「ふるさと創生事業」を活用し、水や歴史に親しむ施設として旧能登川町時代に開園した。かつては製粉や精米に水車が使われた地域の歴史文化を象徴し、ランドマークとして大水車も設置され、地域住民に親しまれてきた。
開園から30年が経ち、各種設備の老朽化が進んだことから大水車も2020年5月に稼働を停止。再稼働を望む声に加え、昨年9月に同施設で国民スポーツ大会のカヌースプリント競技が開かれるのを契機に施設整備が決まり、大水車をはじめ、休憩スペースやカフェを併設した水車資料館、屋外トイレ、上水道などが改修された。
大水車は1992年の初代、2004年の2代目に続く3代目で、形状は先代を踏襲している。直径約12メートルの関西最大級を誇り、骨組みはヒノキ材。完成当初は内湖の穏やかな水辺と存在感ある水車を撮影した写真がSNSなどで投稿され、市民の関心の高さがうかがえた。
昨年の竣工式で小椋正清東近江市長は「カヌーのメッカ、マリンスポーツのメッカとして施設の役割を果たし、市民、全国から愛される施設を維持存続していきたい」と述べ、利用促進に期待を込めた。
施設はキャンプ場としての利用も検討されており、今後の利活用が進むことで、水辺の魅力を発信する東近江市の新たな観光拠点としてさらに存在感を高めていきそうだ。
(古澤和也)






