JAグリーン近江が初の試み 近江八幡市内の水田で栽培
【近江八幡】JAグリーン近江八幡駅前事業所で22日、再生二期作米の試食会が開かれた。
JAグリーン近江では、地球温暖化による気温上昇を利用し、秋に刈り取った後の水稲の株に生える「ひこばえ」を育て、1年に2回米を収穫する「再生二期米」の試験栽培に取組み、今年初めて収穫した。
再生二期作米の栽培は、同農協職員で1級営農指導員の奥田徹さん(37)が、近江八幡市竹町の自営の水田38アールに「みずかがみ」を植えて取組んだ。
8月23日、自脱型コンバインで一期作の稈長(かんちょう・稲の高さ)を40~50センチ残して刈取り後、生育肥料を与えて育て9月14日に出穂した「ひこばえ」から稈長60センチに育った再生二期米を11月2日に収穫した。
収穫量は、10アール当たり一期作米は552キロ(9・2俵)、再生二期作米は132キロ(2・2俵)で合わせて684キロ(11・4俵)だった。
同農協で食味分析した結果、総合評価で二期作が一期作より8ポイント上回る78・0だったほか、被害粒や胴割粒の割合は二期作米の方が大幅に少なく、整粒や未熟粒は、ほぼ同じだった。その一方で、死米は二期作米の方が多かった。
試食会には農協関係者など約30人が参加。同じ条件で炊飯された一期作と再生二期作の食味を比較したところ、違いは感じられず、どちらもおいしいとの評価だった。精米の粒は再生二期作米の方が、ほんの少し小粒だった。
同農協では、温暖化を利用した再生二期作米の栽培は、田植え作業や新たな設備投資が必要なく、収穫量が増やせること、また、食味も一期作の米と遜色なくおいしいことから、今後も試験栽培を継続し、費用対効果や米需要の推移を見定めながら販路開拓をめざしたいとしている。







