25年夏季デフリンピック男子ハンマー投げ銀など長年活躍
【竜王】 竜王町はこのほど、2025年夏季デフリンピック男子ハンマー投げ(11月)で銀メダルを獲得した同町山之上在住の森本真敏選手(40)に第1号の町民栄誉賞を贈った。
森本選手は難聴のため高校まで県立ろう話学校に通い、高校1年生時に陸上部の顧問に勧められてハンマー投げを始めた。筑波大学体育専門学群に進学した大学時代には、関東大学大会の関東インカレで59・44メートルを記録し、当時の世界ろう者記録を樹立。卒業後の2008年には、第1回世界ろう者陸上競技選手権大会で58・80メートルを記録して優勝し、日本代表として出場した2009年の第21回夏季デフリンピックでは、自らの世界ろう者記録を更新する61・08メートルで優勝した。さらに、第2回世界ろう者陸上競技選手権大会(2012年)も金メダルを獲得。2013年にハンマー投げの世界ろう者記録である63・71メートルを樹立し、現在も記録を保持し続けている。2022年、2025年の夏季デフリンピックでも銀メダルを獲得し、デフ陸上界のトップアスリートとして活躍している。
表彰式で西田秀治町長は「国内外で輝かしい成績を修められている森本さんに町民を代表して町民栄誉賞をお贈りできることは大変な誇り。長年に渡り厳しい鍛錬を積み上げられ、競技に向き合う真摯(しんし)な姿勢のたまものだと思います。ぜひとも町の子どもたちにも努力することの大切さや、夢に挑戦することの素晴らしさを伝えていってもらいたい」と期待を込めた。
森本選手は「この竜王町に生まれて育ち、今の自分があるのは、多くの人に助けられたおかげ。これまで引退を考えることがあったが、競技人生を振り返りながら、楽な道ではなかったけれども挑戦を続けてきた。この経験を町の皆さん、次の世代の子どもたちに伝えていきたい」と手話で語った。







