収穫は例年の半分 猛暑など影響か
【東近江】 鳥のクチバシやトサカ、羽を広げた姿に似ていることから極楽鳥花の名で知られるストレリチアが、国内2番目の生産量を誇る東近江市大中町で出荷のピークを迎えている。
南アフリカ原産の多年草ストレリチアは、主に暖かい気候の地域で生産されている。同町では40年ほど前から減反の対応作物としてビニールハウスで栽培が始まり、現在は7人の生産者で約4ヘクタール(ビニールハウス約50棟)の農地で栽培している。
花は大きく、オレンジ色や紫色といった華やかな色合いから、冠婚葬祭やフラワーアレンジメントで使用され、祝い行事が多い年明けから卒業や入学シーズンの春にかけて出荷の最盛期を迎える。
出荷量は沖縄県に次ぐ全国2番目で、関西を中心に全国の花市場などに出荷されており、大中産は花の色味や大きさが高品質だと毎年好評を得ている。
JAグリーン近江大中の湖営農振興センターによると、今年は猛暑や降水量が少なかった影響からか、生育の遅れもあり生産量が例年の半分ほどだという。
しかし、ピーク時には1箱約20本入りの240箱が出荷されており、生産者らも収穫や選別、箱詰めにと大忙し。また、これまで茎が曲がった花は廃棄されてきたが、その曲がった姿が自然体だと生け花などに好まれ、最近では「舞姫」という名で希少価値を見出して需要も増えている。
JAグリーン近江の担当職員は「鮮やかな色合いと特徴的な形状が魅力で、縁起の良い花として好まれている。品質も良いので、今後さまざまな用途で活用できないかPRしていきたい」と話す。
なお、出荷状況にもよるが、JAグリーン近江ファーマーズマーケットきてか~な(近江八幡市多賀町)で購入(1束600円前後)できる時もあるという。問い合わせは、きてか~な(TEL0748―32―0111)へ。年末年始の休みは31日~1月7日。水曜日定休。







