投石で「祈祷札」を割って ことし1年の健康祈る
【近江八幡】近江八幡市安土町西老蘇の鎌若宮神社で8日、今年1年の無病息災と五穀豊穣を祈願する「まじゃらこ(魔蛇羅講)」が行われた。
「まじゃらこ」は毎年1月8日に行われている新春の伝統行事で、外からの災いを防ぎ、地区内が平穏に過ごせるよう願う魔除けの勧請縄(かんじょうなわ)を参道に飾り付け、縄の中央に取り付けられた椿の葉の輪(直径約1メートル)の真ん中に吊り下げられた木板の祈祷札に地域の子どもたち(小学生)が順番に小石を投げ当てて割る神事。札を割った子どもは、1年間健康に過ごせるといわれている。
午後3時ごろ、地域の子どもたちが集荷場に集まり、午前中に氏子会が製作した勧請縄(長さ約13メートル直径約15センチ)を同神社まで歩いて運び、本殿前の参道両脇の大木に飾り付けられた。
子どもたちは、拝殿前でお祓いを受けたあと、約3メートルの高さに飾り付けられた勧請縄の中央に吊り下げられた「天下泰平」と墨書きされた祈祷札に向けて順番に小石を投げつけ、一発命中をめざした。
子どもたちの投石が始まってしばらくすると「パーン」と快音が参道に響き、祈祷札は勢いよく半分に割れ散った。
見事、札を割ったのは、老蘇小学校4年の西塚晴琉くん。西塚くんは「2回目に少し強く投げたら当たり、(祈祷札が)割れてうれしかった。今年1年、勉強を頑張り、楽しい1年になりますように」と喜びを語った。
氏子総代当役の井上琢也さん(69)は「まじゃらこの神事には、子ども達の健やかな成長や五穀豊穣、社会の悩みの解決など、いろんな願いが含まれています。ことし1年間、その願いが叶うようになってほしい」と話した。






