木彫クラフト作家の福永和明さん 色鉛筆画展
【東近江】 釣り人の視点から琵琶湖の魅力を描いた色鉛筆作家で木彫クラフト作家の福永和明さん(69)=東近江市新宮町=の展示「びわ湖と渓流・色鉛筆画展」が、能登川博物館で開かれている。
印刷業者などでデザインの仕事を手がけてきた福永さん。45歳の時にフライフィッシングに出会ったのをきっかけに、渓魚をモデルにした木彫クラフトを始めた。フライフィッシングで釣った渓魚はそのまま川にリリースすることがほとんどで、魚拓や剥製(はくせい)などの代わりに何か形に残せないかと、独学で木彫クラフトを確立させた。原寸通りにつくられた躍動ある渓魚の姿は本物と瓜二つ。個体ごとで異なる渓魚の色合いも丁寧に表現するなど高い品質が好評を呼び、これまでの展示会でも注目を集めてきた。
2020年ごろ、肩を痛めたのを機に絵を描くようになった。雄大な自然の中で竿を振る釣り人目線に立った福永さん独自の画角で色鉛筆を走らせ、今回の展示では、琵琶湖を題材にした作品を紹介している。展示に向けて約1年間にわたり琵琶湖に通った。「この地で生まれ育ったが、琵琶湖が織りなす風景がこんなにも美しいとは思わなかった。水面は特に工夫して描いた」と福永さん。水面に映る日の出や夕日、そして四季折々の風景とともに水辺に描かれた釣り人が作品に温かみを加えている。
会場には色鉛筆画59点、木彫クラフト11点を展示。期間は2月1日まで。入場無料。期間中の休館日は、月・火曜日、1月14日、23日。能登川博物館(TEL)0748―42―6761。







