県政NOW 「令和版 近江百人一首」完成
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」。小倉百人一首の冒頭に置かれたこの歌は、天智天皇や近江神宮と共に県民の皆様には特に馴染み深いと思います。また、若い世代の方々にも競技かるたを題材にし、県内ロケにより映画化もされた人気漫画「ちはやふる」を通して一層身近になったのではないでしょうか。
滋賀県では今から37年前の1989年に、日本語の美しさと短歌を通して、本県の魅力を再発見しようと、柿本人麻呂や紫式部など本県縁の歌人が滋賀の歌枕を詠んだ歌を選定し、「近江百人一首」を制作したところですが、この度、短歌を通して、令和の滋賀の魅力を再発見するとともに、後世に伝え、また本県への愛着を深めることを目的として「令和版近江百人一首」を制作しました。その選定にあたり、滋賀の風景や思い出などをテーマにした短歌を、昨年8月から9月にかけて全国から募集したところ、461名の皆様から、計1022首もの応募を頂きました。この1022首の中から、滋賀文学会と特別審査員として県内在住の作家宮島未奈さんにより100首が選定されこの度完成の運びとなりました。
大津市の比叡山延暦寺を詠んだ「朝霧に包まれ眠る比叡山千年の祈り今も絶えずに」に始まり、「がちゃこんとがちゃんがちゃんとゆれるぼく硬券もっておうみてつどう」「鈴鹿より恵み含みし伏流水醸され美し近江の酒よ」「百畳の大凧揚げる勢子の声響く気がする大凧会館」「綿向きの神や見守る日野の里氏郷しのび風を今受く」等、湖東・東近江地域縁の歌も数多く連なり、最後は湖南市の旧街道沿いに位置する樹齢750年の巨木を詠んだ「吉永の弘法杉に魅せられて心新たにマンポをくぐる」でしめられております。
全100首が美しい情景写真と共に滋賀県HPで公開されており、また印刷頂ければ「かるた」として使用できる仕様にもなっております。
「令和版近江百人一首」で検索頂き、ご家庭や学校等でぜひご活用頂けたら幸いです。






