滋賀2区 与野党が競合・激突
【東近江、彦根など】 衆院選は2月8日の投開票に向けて、激しい論戦が展開されている。滋賀2区(東近江や彦根などの11市町)は、元新聞記者で維新新人の岡屋京佑氏(33)、厚労大臣で7選をめざす自民前職の上野賢一郎氏(60)、元米原市長で中道新人の平尾道雄氏(75)による三つどもえの構図だ。文中敬称略。届け出順。(高山周治)
維新の岡屋は、連立を組む自民と競合する選挙戦に挑む。「自民と維新の連立で進んだ政策もあり、維新が政権内にいるのが良いのか判断をあおぐ」と訴える。
さらに「2区の候補者最年少であり、世代交代を訴えたい。湖東、湖北の未来に向けて新しい政治家を選ぶ選択肢を示す」とアピール。
岡屋は昨夏の参院選・滋賀選挙区で、維新候補で出馬したが及ばなかった。今回は、前回衆院選に出た元衆院議員の徳永久志が体調不良で立候補を取りやめたため、急きょ岡屋にバトンが渡された。
選挙戦では、社会保険料引き下げによる現役世代の負担軽減や、北陸新幹線・米原ルートによる湖北地域の活性化などを訴える。
自民の上野は、高市政権で初入閣して臨む選挙戦。前回は、区割り見直しで2区が広がり、新たに入った旧4区(東近江など4市町)の浸透が課題だった。
そこで力となったのが、1選挙区で1~2万票ある公明の選挙協力。だが今回、公明は立民と新党を結成し、自公の協力関係は解消され影響が見込まれる。
新たな枠組みに上野は、「政策をきちんと訴えるのが基本」としつつ、「公明とは長年良好な関係つくってきた」と、公明地方組織との関係は簡単に崩れないとも。
選挙戦では、実績として医療・介護の経営安定化を図る診療報酬改定、政策では経済政策を中心に名神名阪連絡道路早期整備や河川整備などを掲げる。
中道の平尾は、「今の政権は右に寄りすぎ。本来あるべき姿を訴える」と保守色の強い高市政権を批判し、「中道」の意義を訴える。
新党の選挙協力は、公明の候補者を比例選の名簿上位で処遇する代わりに、立民の候補者が出馬する小選挙区で公明の支援を得る。
2区では、立民・連合の合同選対が支持拡大を図るとともに、公明は支持母体・創価学会の組織票を固める。さらに前回同様、共産は候補擁立を見送り自主投票のため、陣営は「事実上の野党の一本化で、接戦に持ち込める」と鼻息が荒い。
選挙戦では、食料品の消費税ゼロと賃金アップの物価高対策、非核三原則を堅持しつつ専守防衛に徹した平和を訴える。







