地域活性化と景観形成に貢献 風景づくり条例で初の表彰
【東近江】 東近江市は市制20周年記念事業として、同市風景づくり条例に基づき、市内唯一のヴォーリズ建築「旧住井歯科医院」(八日市本町)の所有者である歯科医師の住井正勝さん(70)=東近江市東沖野3丁目=を地域活性化と景観形成への貢献に寄与したとして表彰する。初の景観表彰となる。
表彰理由は、▽現存する貴重なヴォーリズ建築の保存、▽歴史的街道(御代参街道)沿いの景観形成への貢献、▽商業活用による地域活性化と風景づくりへの寄与―となっている。
表彰状の授与とオーク材でつくった表彰プレートの披露は、2月6日に建物前で行う。
旧住井歯科医院は旧市街地の中心部である本町商店街の中ほどにあり、歯科医院兼住宅として1930年(昭和5年)、歯科医院併用住宅としてヴォーリズ建築事務所の設計により建てられた。
前面にれんが積をまだらに意匠を凝らしたヴォーリズ好みの低い土塀を構える。主屋は木造2階建てで、洋室を中心に一部和室を併用し、機能的合理性を重視しつつも温かみのある設計となっている。
また、外壁はクリーム色のスタッコ仕上げとし、正面玄関の周りは半円アーチをつけ、屋根をスペイン瓦で葺(ふ)くなど、ヴォーリズ建築の典型的な特徴をよく保存している。なお現在は、複数のオーナーによる商業活用されており、中心市街地の活性化と風景づくりに貢献している。







