前年度対比1・5%減 市長選に伴う骨格予算
【近江八幡】近江八幡市は、一般会計522億円、特別会計170億7060万円、企業会計278億2092万9千円の総額970億9152万9千円の令和8年度当初予算案を発表した。16日に開会する3月定例市議会に提案する。
4月に市長選があるため、新市長による新たな政策的経費を除いた「骨格予算」としたが、市政を停滞させないため、やらなければならない事業や政策に関する経費を盛り込んだ結果、前年対比の総額では1・0%(9・9億円)の増額とした。予算規模の拡大が続いている。
一般会計では、主に保育サービスや障がい福祉サービス等の給付付事業費の需要増等により、社会保障関係経費を約6・6億円、職員の処遇改善等により人件費が約3・7億円、前年度対比で増加した一方で、児童生徒への端末機の更新完了等により約8・2億円、国スポ大会の終了により約6・2億円減少した。
新年度から本格化する安土コミュニティエリア整備事業に11億8675万2千円、八幡西中学校長寿化改修工事に60億9900万円を計上した。
特別会計の増額は、後期高齢者医療の被保険者と介護保険事業の給付額の増加が主な要因。また、企業会計では、前年度に引き続き人件費等の増加により見込まれる総合医療センターの病院事業会計の赤字予算を見込んだ。
歳入面では、賃上げによる個人所得や新増築家屋による固定資産税の増加を見込み、前年度対比2・6%(約3億円)、地方交付税を同7・2%(約4・5億円)、ふるさと応援基金を積極的に活用するため、同比19・2億円をそれぞれ増額した一方で、新庁舎整備費の減少により、市債発行を同比約7・5億円減の約57億円現とした。また、国スポの終了等により財政調整基金からの繰入額は、12・3億円減額した。
これにより、市の貯金にあたる基金残高は、前年度より71・1億円減の164・8億円(来年度末)を見込んでいる。また、借金にあたる市債残高は、前年度より32・9億円増の269・4億円(来年度末)となる見込み。
主な新規事業は次の通り。数字は新年度当初予算額。
【保育人材確保事業】350万円。全国ワースト9の待機児童数の減少に対応するため、4月以降に正規採用された保育士、保育教諭に臨時給付金支給。
【小学校教育指導事業】491万3千円。小学3年生が学校ごとに沖島を訪れるための支援やふるさと探求学習への支援。
【中学校水泳指導事業】501万9千円。八幡西中の水泳授業を民間プールで実施する。
【地域クラブ活動事業】502万7千円。中学校部活動以外の地域クラブの運営。
【地球温暖化対策事業】18万円。コミュニティセンター等での「うちエコ診断」の実施。
【商工業振興事業】641万6千円。休眠状態にある(株)まっせの事業再開。
【観光ブランディング推進事業】100万円。全国宣伝販売促進会議の開催や体験コンテンツの造成。
【住民防犯活動事業】87万3円。近江八幡駅前に防犯カメラ2台の追加設置。
【市民バス運行事業】353万1千円。市民バス運賃をICOCAで支払った利用者や運転免許証を自主返納した65歳以上の人にウェスターポイントを交付する。
【空家等対策事業】1507万円。市内全域の悉皆(しっかい)調査の実施。
【市道維持補修事業】1千万円。スマートロードAIシステムの導入。





