来年10月 農排と下水道使用料を統一 再来年4月 一律11%の引き上げ
【東近江】 東近江市上下水道事業審議会(小林圭介会長)が19日、市役所で開かれ、農村型下水道である農業集落排水(農排)と公共下水道の使用料を引き上げる答申案を決定し、同日に小椋正清市長に答申した。下水道の改定は2011年以来。
同市は答申案を受けて条例改定を検討し、市議会へ提出する。議決されれば、農業集落排水の使用料は来年10月に公共下水道使用料と統一された後、2028年4月からは農業集落排水と公共下水道は一律11%値上げの新料金が適用される。
現行の農業集落排水の1カ月間の使用料は20立方メートルで2090円(税込み)だが、来年10月の第1段階で公共下水道使用料と同額の2910円(同)に統一。再来年4月の第2段階の11%引き上げで両事業ともに3230円(同)となる。
同市の下水道事業は、人口減少に伴う使用料収入の減少や物価高騰に伴う電気代や人件費の上昇などで経営状況は厳しい。上下水道などの公共企業は受益者負担と独立採算制が原則だが、現状は一般会計から繰り入れて赤字を穴埋めしている。
改定により、農業集落排水と公共下水道の負担の公平性を確保するとともに、2036年度には一般会計からの繰り入れを半減させられるという。
審議会から市への今後の経営に対する要望として、経営の効率化や透明の確保と説明責任、定期的な検証が盛り込まれた。






