近江高・前田監督の指導論も
【東近江】 東近江市スポーツ少年団で活動する指導者らで見識を深める指導者育成会研修大会と、優秀な成績を収めた選手らの表彰式が7日、五個荘コミュニティセンターで開かれた。
現在80団が登録する東近江市スポーツ少年団(井上均本部長)では、子どもたちの健全な育成と活動の活性化、また、活動を担う指導者の拡大を目的に、専門家を招いた研修会を毎年開催。併せて優秀な成績を収めた選手やチーム、長年スポーツ少年団活動に尽力した指導者や保護者らを表彰している。
開会式で指導者や選手らをねぎらった井上本部長は「指導者の方や家族の応援があって頑張れたと思います。勝ち抜いて得られた感動をみんなで分かち合ってほしい」とあいさつ。来賓の野田久雄東近江市文化スポーツ部長も祝辞を述べ、選手らの健闘をたたえた。
研修会では、近江高校サッカー部の前田高孝監督(40)が講師として登壇した。長浜市出身の前田監督は、草津東高校で全国大会に出場し、卒業後は清水エスパルスに入団。退団後に関西学院大学を経て、2016年に近江高校のサッカー部監督に就任した。部員わずか4人からスタートした部を8年後には全国準優勝へと導き、高卒Jリーガーを輩出するなど敏腕指導者として知られている。
前田監督は、数ある誘いの中から近江高校を選んだ理由について「滋賀県北部地域にサッカーの強豪校がなく、自分と同じように南の方に通わなければならない状況を変えたかった」と述べ、県内サッカーの発展に努めた当時を振り返った。
また、現在100人を超える大所帯となった部の組織づくりのほか、指導面では「ルールをモラルにすることを伝統にした」と語った。「練習も公式戦と同じで、100パーセントの準備と状態で臨むことを求めている。例えば遅刻すれば罰ではなく、恥ずかしい、周囲に置いていかれるという認識。今ではルールがモラルとして当たり前のようにチームに浸透している」と、選手が主体的に取り組める環境を紹介。
技術面でも「選手自らが先のプレーを意識して答えを導きだすことに徹底している」と話し、評価基準を明確にすることで競争の公営性と選手の満足度を高める取り組みを明かした。
その後の表彰式では、優秀単位スポーツ少年団の2団体、個人27人、優秀指導者賞2人、育成奨励賞1人に表彰状が手渡された。
受賞者を代表して蒲生バレーボールの中西心海さんは「今日の活動も指導者の皆さんと育成会の方がいつも暖かく支えてくださったおかげです。スポーツに親しめることができる一番身近な場所として、スポーツ少年団は大切な存在であり続けると思います」と謝辞を述べた。
受賞者は次の皆さん。敬称略。
【優秀単位スポーツ少年団】
▽団体=蒲生バレーボール、能登川南スポーツ少年団バレーボール部
▽個人=戸島大和(八日市ウイーズ体操クラブ)、大堀愛結(同)、山口結來(同)、林悠唯(同)、上坂玲葵(同)、上坂唯翔(同)、矢野維吹(能登川空手)、田井中香成(同)、井上心暖(箕作空手)、二宮汰緒(同)、野村一颯(同)、矢部悠真(同)、吉岡奈桜(ビーンズテニスクラブ)、和久井結乃(蒲生ソフトテニス)、大田桜子(同)、林玲愛(同)、望田遥斗(同)、徳谷拓飛(同)、山本琉唯(同)、北島莉心(同)、和久井颯汰(同)、大田葵子(同)、北島帆花(同)、加野日織(同)、藤本結衣(同)、小堀修平(同)、久田大智(同)
【優秀指導者賞】
松浦範彰(のとがわJr・SC)、椙森旭光(八日市若草ソフトテニス)
【育成奨励賞】
須崎和也(八日市若草ソフトテニス)






