【東近江】 県平和祈念館(東近江市下中野町)は、誰もが平和について考えるきっかけや考えを深める機会として、毎月第3土曜日に平和教養講座を開催している。予約不要。参加無料。定員80人。
なお、2026年度前期の講座は次の通り。時間はいずれも午後1時半から。
▽4月18日「瀬田国民学校絵日記~子どもたちが描いた戦時下のくらし~」(福庭万里子氏 大津市歴史博物館学芸員)=瀬田国民学校絵日記は、1944年(昭和19年)4月~45年(同20年)3月の1年間にわたって、瀬田国民学校5年智組の女子児童が学級日誌として描いた188日分の日記である。内容を読み解きながら、子どもたちが記録した戦時下の学校生活とその背景について話す。
▽5月16日「従軍画家の描いた大陸前線~戦場・陣中・風景・風俗~」(劉建輝氏 国際日本文化研究センター教授)=十五年戦争中、多くの画家が従軍して大陸前線に向かった。彼らは戦場の様子だけでなく、中国各地の風景も数多く描いた。軍事郵便絵葉書として使用された作品を紹介し、その果たした役割と意味を解説する。
▽6月20日「疎開児童たちの生活~大阪市立精華国民学校の疎開児童を中心に~」(田井中洋介氏 県平和祈念館学芸員)=戦局が悪化した1944年(昭和19年)に、都会の子どもたちを農村部に疎開させる国策事業が始まった。県では、1万人以上の児童が疎開生活を送ることになったが、その様子について成瀬國晴さんたちが在籍していた大阪市立精華国民学校の子どもたちを中心に紹介する。
▽7月18日「日記に見る学徒動員」(秀村研二氏 元明星大学教育学部教授)=1943年(昭和18年)に学生に対する徴兵の猶予が解除された。いわゆる学徒動員である。その中で勉学の機会を奪われた学生がどのように戦争に向かっていったのかを、ある大学生の日記を中心に考える。
▽ 9月19日「『高麗人』とは?~その歴史と今」(朝倉敏夫氏 平和祈念館館長)=「高麗人」とは、主に中央アジアに居住する朝鮮半島出身者の子孫たちだが、なぜ中央アジアに居住するようになったのか。高麗人の歴史と現在について、昨年訪問したカザフスタンと韓国の光州市にある「高麗人文化館」を事例として紹介する。





