サルの群れ半分を捕獲
◇甲賀・甲賀市
県は、ニホンザルの総合的な保護管理を図るため、第二次特定鳥獣保護管理計画(ニホンザル)を策定し、平成二十年度より施行しているが、同計画に基づき、甲賀地域実施計画(案)を策定した。同計画(案)は、一定期間公表の後、必要な修正を加え、平成二十年度内に実施する予定。
概要は次の通り。
甲賀地域には、十二群のサルの群れの存在が明らかになっている。今回、このうち特に大きな被害を出している甲賀A群および信楽A群について、保護管理実施計画を定める。
甲賀A群については、その個体数が全国的にも例がない約二百六十頭という非常に大規模な群れであり、住宅(工場)、農耕地などが点在する丘陵地に行動域を持っている。
この群れによる農作物被害金額は、年間約二千五百万円にも上ると推定されている。今まで、行動域内の集落では、農作物被害への防除対策として、要因除去や追い払い、集落環境点検、防護柵の設置、ヤギの放牧など様々な取り組みが実施されてきたが、非常に大きな群れであるため、防除対策の効果は十分に現れていない。このため、今まで実施してきた総合的対策とともに、群れの半分を捕獲する部分捕獲を実施する。
信楽A群については、個体数は約四十頭と推定されている。この群れの中には、特に加害レベルの高い個体が数頭存在し、家屋侵入や人身被害を発生させている。そこで、追い払いや柵の設置などを進めるとともに、加害個体の捕獲を進め、群れの管理を強化していく。問い合わせは、甲賀地域協議会事務局(甲賀県事務所農産普及課)へ。





